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＜精米の賞味について＞ 精米には賞味期限はありません。 ＪＡＳ表示法では、精米日、若しくは表示法改正により（月：上・中・下旬）の記載となっております。 一般的には精米したてが美味しい・・・が常識となっているようですが、問題は精米表面に付着している米糠の酸化や水分の低下（乾燥）などが影響し長期保存の場合食味は落ちてくるようです。 特に夏季の保管状態や水が飛び跳ねる場所への保管は要注意です。 できれば1カ月以内でお召し上がり頂ければよろしいかと思います。 また、新米出来立ては美味しい・・・と皆さんは思っていると思いますが、実際は収穫後2・3カ月以降のほうが美味しいようです。 ちなみに、うちでは玄米水分は15％をめどに乾燥調整しております。

▼お米と法律・政策について・・・興味のある方へ１筆 私、生産から流通販売や農業政策に長く係わってきて、これまでに政策に翻弄されてきた事を後悔しています。 農産物の中でお米は国民の主食ということで、法律や政策に影響を受けてきました。また不正も多いという事でトレーサビリテイ法が制定されたりＪＡＳ表示方法が変わったり、今はお米の農産物検査法改正が議論されています。 お米を栽培するにも様々な決まりがあります。 1番基本となる農地法（農業者でなければ農地を借入・購入できない。）など・・・ 今、お米の各県の生産調整は40％前後となっています。 つまり1haの水田に主食米用は60a、主食以外のお米又は他の作物40％の栽培という事です。 生産調整に参加するかしないかは農家の判断になり、ペナルテーは廃止されたものの、現実的には様々な制約が残っていますね。 このような状況下、私の地域でもこれから農業者の激減が始まってきます。 主力農業者が平均70歳なのです。 後継者があまりにも少ないのです。