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兼澤幸男

岩手県上閉伊郡大槌町

兼澤幸男 | MOMIJI株式会社

鹿肉

【ごあいさつ】 はじめまして、MOMIJIの兼澤幸男です。 生まれも育ちもここ、岩手県大槌町です。 岩手県初の鹿肉加工工場「ジビエWorks~三陸やま物語~」を、地域の皆さんの協力のもと2020年5月18日にスタートしました! 僕自身も含めて大槌の「山のハンター」達は、その昔から狩った命へ感謝を持って頂くことを大事にしてきました。 その素晴らしい命の恵みを地元以外の皆様にも知って欲しいとの思いから「MOMIJI株式会社」を設立、美味しい「大槌鹿」をお届けします。 【なぜ、「大槌鹿」は美味しいか?】 三陸海岸の内陸部に広がる北上山地。 他地域と比べても、ミズナラやコナラなどブナ科の落葉広葉樹やササの群生地も多く、生物多様性のレベルでも高い評価を得ています。 そのドングリなどの果実をたっぷり食べて育ったニホンジカは大型で肉質も良く、「旨味」「柔らかさ」「臭味のなさ」などの点からも、高品質なジビエ肉と評価をいただいています。 【鹿肉加工の徹底したこだわり】 自然豊かな岩手県大槌町で1歳~3歳の若い鹿のみを狩猟後、速やかに血抜きを行い「1時間以内に自社工場で処理」します。 ジビエを美味しくいただくためには、何よりも的確で丁寧な「血抜き」が大切です。捕獲後、心臓が動いている状態で血抜きを行います。スピード感を持って運ばれた「大槌鹿」を、最新の工場で処理を行います。 さらに、岩手県指定の検査機関で全頭検査を行うことで、皆様に、安心・安全でフレッシュな鹿肉が提供できるようになりました。 是非一度、その違いを確かめてみてください。 【大槌への想い】 東日本大震災前は船乗りをしていたのですが、震災で母が行方不明になったのをきっかけに、大槌町に帰ってきました。 地域のために力になれたらと思い、消防団やPTAや寄り合いなどに積極的に参加していました。 私の父の実家は農家だったこともあり、米を買わない生活をしてきました。買わなくても貰えたからです。 それが、ある時からもらえなくなりました。 その原因がシカによる被害だったこと、それを駆除する人達がいることを知り、私自身もハンターとなり有害駆除を始めました。 有害駆除をする中で、この奪った命を価値のあるものに出来ないかと思い、ジビエ事業化を目指しました。 今年、やっとの思いで事業化できる所まできましたが、同時にコロナの影響もあり、「大槌鹿」の販売・販路の開拓を日々試行錯誤していました。 まだ5年目の若手ハンターですが、地元に新たな産業を作れるように、一生懸命、頑張ります。 【僕たちが目指すもの:大槌ジビエソーシャルプロジェクト】 山には野生動物が多く生息していますが、近年増え続けた動物による農産物への被害などに悩まされ、人の手によって管理する必要がでてきました。ここ、大槌も深刻な状況です。 だけど、「シカは害獣です」と言われると、ちょっと悲しい気がします。 でも、「シカはまちの財産です」と、みんなが⾔えるようになればどうでしょう? 豊かな森が育てた獣たちは、美味しい⾁にも、素敵な⾰細⼯にも、⼈を魅了する⾃然体験ツアーのきっかけにもなるかもしれません。 僕たちが立ち上げた大槌ジビエソーシャルプロジェクトは、個⼈や企業、その他多くの⼈たちが持っている知恵や技術を活かし、「害獣をまちの財産に変える」ジビエサイクルを⽣み出していきます。 皆さんにも美味しい鹿肉を食べて頂きながら、ジビエサイクルの輪を一緒に広げていきたいと思っています。
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