【醤油・日本酒など「調味料・酒類」の販売拡大📣】カネイワ醤油本店さんへインタビューしました🎤

醤油や味噌、酒などの発酵や醸造を伴う食品は、日本の各地域に根付いた大切な食文化の一つです。


多様な日本の食文化を守っていくために、調味料、酒類などの発酵や醸造を伴う食品の魅力をより多くの方に発信すべく、原材料を自身で生産していない事業者でも、自社で発酵・醸造を行った食品であれば、ポケットマルシェで出品が可能となりました!


生産者さんにお話をお伺いすると、全ての商品は職人の腕、知恵があってこそのもの。
一人でも多くの方に届きますように。

今回お話を伺ったのは、
有限会社カネイワ醤油本店さん


今回は醤油発祥の地、和歌山県にて、大正元年から木桶で醤油をつくり続けているカネイワ醤油本店さんにインタビューをしました。

ーカネイワ醤油本店について教えてください。


和歌山県の有田郡有田川町にある醤油屋です。日本の醤油発祥地・湯浅町の隣町にあります。創業は大正元年で112年の歴史があり、創業当初から使う蔵と木桶を使って醤油を作る伝統的な製造方法を守り続けております。

また国産の大豆と小麦を仕入れ、醤油の仕込み、瓶詰めまでの一貫生産を行っている全国的にも有数の醤油屋です。


ー限られた会社でしか作られていない製造方法なんですね!


弊社の醤油は、100年以上の歴史を持つ蔵と木桶を使って醤油を仕込んでいます。木桶にはそれぞれ特有の微生物が住み着いていて、彼らがカネイワ醤油特有の味わいや香りを醸し出してくれます。

木桶醤油は天然醸造といわれる春夏秋冬の季節の中で自然の力で発酵、熟成をし醸造されるのが特徴です。季節ごとの気温の変化の影響を受けながら2年間かけて醸造するので、タンクで醸造した醤油にはない、唯一無二の味わいと香りの醤油になります。ワインにも似ているかもしれませんね。


ー木桶醤油のこだわりがとても伝わってきました。


醤油づくりに木桶が欠かせない一方で、近年、木桶をつくる職人がほとんどいないのです。歴史的に木桶を使わないでお酒や醤油が作られるようになったため、木桶職人が次第に減り、2009年には全国で1人になってしまいました。

そのため、木桶醤油をつくる全国の醤油屋が集まって取り組む「木桶職人復活プロジェクト」に参加させていただき、木桶と木桶職人を増やすための取り組みを行っています。


ーそんなカネイワ醤油本店のおすすめ商品を教えてください。


カネイワ醤油本店では濃口醤油がおすすめです。濃厚で芳醇な味なので、お刺身に少しかけてダイレクトに味わうのが、一番醤油らしさを感じられます。

あとは、焼肉を食べているときにわさび醤油として使うことで、肉の脂にも負けない旨みが楽しめます。濃い味付けなので、唐揚げの下味や生姜焼きに使うのもオススメです。


—色々な食材で試してみたいですね!今回ポケマルに参加いただけた理由は何でしょうか。


木桶復活プロジェクトの発起人であるヤマロク醤油さんより紹介いただいたのがきっかけです。今までは地元のお客さまを中心に販売してきましたが、今後は全国に販売網を広げ、また若い人たちにアプローチするための新たな手段が必要だと考えたんです。

すでに自社でインターネットやSNSを活用した販売も行っていますが、さらなる可能性が広がると感じたことも、参加動機のひとつです。


—話を聞いてみて、ポケマルの印象はいかがでしたか?


率直なフィードバックをもらえるのは嬉しいですよね。自店舗の産直でも、なかなか醤油を買ったお客さまから直接話を聞くことはないんですよね。知らず知らずに実は買っていた、みたいな人は多くて嬉しいですが(笑)。

買う側と作る側の、お互いを知れるのはすごくいいと思います。


ありがとうございます!最後にポケマルを活用して、実現していきたいことはありますか?


木桶で醸造された昔ながらの醤油をたくさんの方に味わってほしいです。

大量生産はできないけど、原材料から2年間かけて醸造した愛情のこもった醤油をポケマルを通じて、多くの人に「和歌山の田舎でこんな醤油屋があるんだ」と知ってもらって、醤油を試してもらいたいですね。

まだまだ弊社は関東の方での取引が少ないので、ユーザーの方の反応も見たいです。

和歌山県に遊びに来たときにでも行きたいなって思っててくれたらいいですね。うちでは工場見学もできるので(笑)是非、肌で木桶と蔵を感じていただきたいです。

正直、味の合う人・合わない人はいると思います。その中でも、1人でも「おいしい」と思ってくれる方がいれば嬉しいです。


・・・

醤油発祥の地・和歌山で作られた全国でも数少ないこだわりの醤油が、一人でも多くの方に届きますように。下記URLよりぜひチェックしてみてくださいね。


>有限会社カネイワ醤油本店さんのページはこちら



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