草生栽培園の甘ぁい八朔

〇草生栽培園の甘ぁい八朔の特徴 普通の八朔（ハッサク）はどんなイメージでしょう。 「良い香りで酸っぱくて少しほろ苦い柑橘」そんなイメージかもしれません。 まつさか農園の八朔は苦みが弱くまろやかな甘味が強いのが最大の特徴です。 クセになる苦味が好きな大人はもちろん、小さな子ども達でも「美味しい！」と食べられるという声が寄せられます。 一番幼いお客さんは１歳の赤ちゃんです。１歳なのに八朔マニアだとお母さんから聞きました。私達もビックリしたのを覚えています。 〇八朔そのものの美味しさとまつさか農園独自の工夫 八朔は「最も甘い柑橘」ではありませんが「最も豊かな味わいをもつ柑橘」だとまつさか農園は考えています。 園主の松坂進也の一番好きな柑橘も八朔です。 八朔は香り、酸味、甘味、旨味、苦味、そしてサクサクした食感を持っています。 甘味が強いデコポン、香りが強い柚子、酸味が強いレモン、旨味が強いせとかなどなど 色々な柑橘がありますが、これほど多くの味の要素をもった柑橘はないと思っています。 しかし、一方で「酸っぱい」「苦い」「皮が硬い」という声も聴かれます。 実際にそれらも八朔の特徴です。 まつさか農園では独自の技術により皮を薄く、そして酸味、苦味は残しながらもまろやかな甘さでそれらを包み込むような味作りをしています。 これによって小さなお子さんにも喜んで頂ける八朔を作っています。 〇家庭用とは 多少のキズや病気の被害がある場合がありますが、基本的には汚い物は出荷の段階で外して処分しております。 しかし、あくまで家庭用ですので贈答用にお使い頂くのはご遠慮下さればありがたいです。 家庭用というご理解を頂ける方への贈り物でしたら自信をもって発送出来ます。 〇贈答用とは 大事な方へのお気持ちが伝わるよう、品質の高い個体を丁寧に梱包して発送させて頂きます。 収穫された柑橘の中から特に優れた個体を選んで箱詰めするので品質が安定している事が特徴です。 〇着日指定をしないといつ届く？ 基本的に月曜と木曜が発送日になりますが、出来るだけ早く出せるように作業の余裕が出来れば出荷致します☺️ 〇購入時期と味の関係 八朔は１月頃から収穫が始まり４月上旬まで少しずつ収穫をしていきます。収穫時期が早くなればなるほど香り・酸味・苦味が強くなり、遅くなればなるほど香り・酸味・苦味が弱くなります。 八朔初心者の方は３月以降の木成り八朔がおすすめです。一方で３月以降の八朔は甘味があるもののフレッシュな酸味や香り、果肉の食感は失われます。 １～２月のフレッシュな香りと酸、そしてジャクッとした食感を楽しみたい方は１～２月の八朔もぜひお試しください。 〇長期貯蔵にチャレンジ　　＊マニアックです。 八朔は柑橘の中では腐りにくいと言われています。 では、どのくらいもつのか？ 答えは「頑張れば１年くらいは保存できる」です。 でも、かなり難しいです。傷がなく丈夫そうな八朔を選び、新聞紙で一重に包んで冷蔵庫で保存してあげると比較的、成功しやすいです。 湿度85~90%、温度1~6度くらいが最も良い条件のようです。 新聞紙は２重にしてしまうとダメです。重なる部分が少ないようにしてください。 〇なんで貯蔵するの？ 柑橘は実は貯蔵によって味がどんどん変わります。 京都の超高級果実屋さんが「７月まで貯蔵した八朔を食べた事があるか？アレはもう素晴らしい味だよ」と言っていました。 柑橘の中で酵素によるアミノ酸の変化が起こり、味がどんどんまろやかになっていくのです。 まつさか農園もチャレンジしましたが、どうしても表面にシワが出来たりして売り物としてはちょっと見た目が悪すぎたり、成功率が低すぎたり（2018年は200kgくらい腐らせました)、とちょっと商業ベースにはのりません。 なので、ぜひマニアックな方はご家庭でチャレンジしてみてくださいm(_ _)m 〇草生栽培園の甘ぁい八朔の弱点 まつさか農園の八朔は美味しさを求めて作る余り、果皮（表皮）が薄くなってしまいます。 普通の八朔は果皮がゴツゴツしていて多少の事では凹んだりしないのですが、まつさか農園の八朔はすぐに凹んだりします。 例えば、倉庫でコンテナに入れて置いておくだけでも一緒に入れている八朔の重みに耐えられず凹んでしまったりします。 美味しい果実は全ての皮が薄くなるのでこれはある程度は宿命だと思っています。 余りにもひどい物は処分していますが、凹んだ物ほど農家には美味しく見えるので美味しそうな物は商品に入れています。 基本的に品質には影響ありませんのでご安心下さい。 〇サイズごとの特徴 ・Mサイズ だいたい8~9cm（80~88mm)ほどで中玉と言われるサイズです。 昔は「大きさこそ正義！」という価値観だったのであまり重要視されてなかったのですが、１回で食べきれるサイズ感と内皮（薄皮）が比較的薄くて食べやすい所が長所です。 個体によっては有田剥きで剝いた時に薄皮が破れるようなものもあり「薄皮ごと食べられるから好き」という人もいらっしゃいます。 一方で１玉が小さいので剥くのが面倒くさいのが短所になります。 ・Lサイズ だいたい9cmくらい(88~95mm)で人気のサイズです。 果皮も薄皮も個体によっては薄く、個人的にはちょうど良いサイズ感です。２Lほどではないですが見た目も結構立派でズシっとくるので贈答用にもお使いいただけます。 ３Lよりも味が安定しているのでまつさか農園ではL~2L辺りのサイズを贈答用でオススメさせて頂いてます。