【田んぼデビューは何歳?】
こんにちは!農民イシハマです!
今年も田植えの季節になり、着々と田んぼに稲が植えられています。写真に写っているのは、「ゆうだい21」という品種の苗です。予想より早く草丈が伸びてきたので、予定よりも1週間早く植えることになりました。稲にとってはちょっと早目の田んぼデビューです。✨
実は稲にも、人や動物と同じように「年齢」のようなものがあります。今現在稲がどの成長段階にあるのかを見極めるために数えられるもので、「葉齢」と呼ばれています。葉齢がいくつの時に田んぼに移植すればいいか、いつ追肥すればいいかなど、栽培管理のタイミングを図る上では非常に参考になります。
ヒトや動物は生きている年数を基準に「1歳、2歳」と数えていきますが、稲の場合は少し変わっていて、出てきた葉っぱの枚数を基準に「1葉、2葉」と数えます。はじめに「この葉っぱが出たら1葉」という基準があって、その後に葉っぱが1枚ずつ出るたびに足し算していくのです。🌱
さらに稲の葉齢は次の葉っぱが出る前の成長途中の葉っぱを小数点で数えます。ここはヒトの年齢とは違いますね。下の図の場合第3葉がほんの少し出てきているので、2.1葉といったところでしょうか。ここはほとんど数える人の感覚に頼るので、数えられるようになるには少しだけ慣れが必要です。🏃♂️
さて今年のゆうだい21ですが、田植えした時の葉齢は全体的にみて2.1〜2.5葉くらいでした。今年の目標としては3.5葉くらいで植えられればと考えていたのですが、思いのほか草丈の伸びが早く予定が前倒しになりました。あまり長くなりすぎると田植え機でうまく植えられなくなってしまうので…。
ただ相手が生き物なので、あまり僕の意思で成長を支配し過ぎたくないという思いもあります。ヒトの場合も「背の高い小学生」とかいたりしますし、今回はそういうことで。👍
とは言え、「お米作りは苗半作」と言われる世界。まだまだ伸び代だらけです。
右図の出典↓
http://www.kannousuiken-osaka.or.jp/nourin/gijutsu/techinfo/tebiki/basic/