農家の独り言(最終回)
私は市へ申請した事業計画が認められて、
京丹後市の新規認定農業者として農業を始めています。
補助金が貰えたり京都府から技術指導員がサポートしてもらえたり、
随時現状確認してもらえ困りごとの相談できます。
農業者を育てようという事で手厚く保護されています。
新規の農業者にとってはとてもありがたい体制なわけですが、
疑問に思っている事もあります。
申請する地域によって違いはあるかと思いますが、
認定する側はこれまでの一般的な農家スタイルしか認めようとせず、
他のスタイルの農家像は少ないし分からないのです
技術指導員は化学肥料・農薬を使う一般的な栽培方法の知識は豊富ですが、オーガニック系栽培の知識はほぼありません。
よって「慣行栽培の技術を取得して農協へたくさん出荷できる農家になりなさい」みたいな感じになります
私には「農協の為の耕作者になりなさい」と感じました
私が農家になりたかった理由は花粉・お酒・市販薬などにアレルギー反応し始めて、居住環境・食生活・職業環境などに関係があるのか分かりませんが、生活を変えたくて農業に転職しました。
それまで小売業をしていたので、そんな経験も生かした自分なりの理想像を目指して農業をしています。
農業を始めても継続できない農家さんが多いとも聞きます
人は色々な性格があって得意・不得手があって自分に合った農業スタイルがあると思います。
今後に若い農家さんがたくさん育ち日本の食生活を支えてくれることを願うばかりです
「農家の独り言」シリーズは終了です
偏った意見かとは思いますが、少しでも農家実情をお届けできたら幸いです
たくさんのgoodありがとうございました❤️
長屋