黒変化は海老全般で起こりますが、特に車海老は死んでいる状態で、冷凍状態でないと殻に含まれるアミノ酸の一種であるチロシンが酸化酵素と反応して温度帯にもよりますが数時間で黒変化がおこります。
加熱によってチロシンの成分を変化させる事で黒変化しなくなりますが、加熱時間が甘いとチロシンの成分が残っている場合があり、加熱して赤くなっても残っている部分が黒くなることもあります。
3~4分くらいでは時間経過で黒くなる事がありますので、少なくとも6分以上沸騰状態で加熱するとよいと思います。
また、黒変化は酸化作用で起こっている為、急激に腐り初めて黒くなっているわけではないので、数日放置したものとかでなく、常識的な範囲内での時間経過での黒変化は食べる事は問題ございませんが、見た目的に食べづらくなってしまうので、すぐに食べるのでなければ黒変化しないよう、黒変化前の段階でしっかり加熱して殻に含まれるチロシンの成分をを飛ばしたほうがよいと思います。