6月予約品　【りんごあめなす】白茄子　〜全国に白茄子を広めた先駆者〜

この度は当農園の茄子に興味を持っていただき、そしてこの出品ページを見てくださったみなさま心から感謝しております。 私ごとですが今年の1月に父が心臓を患い急逝いたしました。 糖尿.病を患って慢性腎不全で人工透析を日々していた最中、新潟でマイナス5℃の夜にお風呂でヒートショックとなりこの世を去りました。 父子家庭で育ち、小さい頃から仕事ばかりの父に悪態をついていた私です。未熟な私をいつも父は叱ってくれてり、時には誉めてくれたり、早朝から深夜まで汗水垂らしながら歯を食いしばりながら大きな背中を見せてくれていたことを今になって気づかさせれます。 この【りんごあめなす】という茄子を作る為に曽祖父、祖父、父が代々作り上げてきた丸茄子を僕のワガママで違うナスも作ってみたいと父に懇願しました。 忙しい最中で僕の他の茄子への挑戦を受け入れる事は契約先の丸茄子の納品数の低下や失敗した時の収入の減少というリスクでしかありません。 そんなワガママを父は快く受けてくれ、父や従業員の方々が必死に丸茄子の管理や収穫をしている傍で僕はりんごあめなすへの挑戦をさせていただきました。丸茄子という土台を父とみんなが支えてくれて、僕のワガママな挑戦と失敗と反省と改善を得て2年前にりんごあめなすが完成しました。 僕が父に言った最後のワガママです。 いつだって弱音を吐かない父でした。どんなに辛い時でもどんなに苦しい時でも僕や姉には弱い姿を見せず何かあった時は何だって助けてくれました。 今思えば何も親孝行もしてあげれず、片親で育ててもらい必死に育ててくれた恩を…体を休ませてあげられず…何もできずにこの世を去りました。親の愛や想いは死んでから気づくと先輩方から聞いておりましたが、やはりそうだなと今になって感じております。 どうか親御さんがご存命の方は大切な時間を共に過ごしてください。前ぶれもなく別れは突然やってきます。 叱ってもらえることも褒めてもらえる事ももう叶いません。 親が子を想う気持ち 子が親に想う気持ち 感謝や愛情は言葉や態度で表せる時にどうか表現してあげてください。 曽祖父の挑戦と失敗 祖父の挑戦と失敗 父の挑戦と失敗 他の方より挑んだ挑戦の数と失敗した経験を得て、最後の私のワガママを聞いてくれて父の優しさと私への愛で創り上げられた最高の茄子です。 父や祖父が残してくれたこの茄子を最高の形にしてお届けいたします。どうか食べてみてください。 みなさんの美味しいと笑顔がきっと父への恩返しになるのかなと。