京都府のほぼ真ん中に位置する京都丹波地域。
標高200~300mに位置する盆地は周囲を山々に囲まれているため、年間の気温差も昼夜の寒暖差も顕著で、夏は蒸し暑く冬は厳しい底冷え、秋には霜も降りるという環境です。しかしこの厳しい気候条件が、米や栗、松茸など、良質な作物をはぐくみます。
そんな京都丹波地方で栽培される作物で、群を抜いて美味しいと言われているのが黒大豆です。今では全国で栽培されるようになった黒豆ですが、丹波地方の黒豆は高級品として扱われ、さらに京都丹波産は土壌の違いから別格と言われています。
黒豆枝豆は、その粒の大きさ、独特のコク、深い甘み、ほっくりとした食感、どれをとっても通常の枝豆とは別次元の美味しさで、まさに枝豆の王様と言う名にふさわしい風格のある味わいです。
黒豆枝豆の販売時期は、黒豆枝豆:本黒の品質を保つため、10月上旬からわずか2~3週間ほどでその為「幻の枝豆」と呼ばれています。さやに茶色の斑点が広がり、粒が十分に膨らむ10月中旬にはコクと甘みが増し、黒豆枝豆本来の美味しさが味わえます。
黒豆枝豆は食べごろになると、さやに茶色い斑点が現れやがて黄色くなり、子実も赤みを帯びてきます。見た目は必ずしも綺麗ではありませんが、見た目が悪くなるにつれ粒はぷっくり膨らみ甘みも増し、味わい深くなっていきます。
茹でたて熱々の黒みがかった枝豆をほお張れば、風味豊かな香りが口いっぱいに広がり、黒豆特有の旨味がたまりません。存在感のある大粒の豆はもっちりとした食感に濃厚な味わい。冷えたビールにもまた絶妙に合います。
一年でわずか2~3週間ほどしか味わえない絶品の秋の味覚。希少な京都丹波産の黒枝豆をお楽しみください。
栽培は6月に定植を行い、お盆のころまでには、根がしっかりとはり、株が大きくなるよう2、3度土を寄せ、強風に負けないように支柱を立てます。小さかった株は夏には1mほどの大きさになります。そうして手間暇かけて育てられた丹波黒枝豆の株は、涼しくなる10月頃に、やっと黒枝豆として出荷されるのです。
京都丹波地方の寒暖の差が激しい盆地特有の気象と、豊かな自然の中で育まれる黒枝豆。 多品種に比べ収穫までの期間も長いため、自然の環境によりハラハラすることも多々あり、目が離せません。
続きを見る
年に3週間程度しか味わえない物ですが、来年度もガンバって栽培いたします。