昭和も中頃、この品種は世の中のニーズに合っていないという理由で、日の目を浴びることなく消えていきました。当園ではこのレモネーディア露纏を昭和の復刻として酸っぱいレモンが苦手な方に食べるレモンとして味わっていただこうと思っています。 　剥きにくいですが手で皮がむける、ピールの香りがとてもよい、酸味がとても少ないなどの特徴があり、そのまま食べる、細かく刻んでサラダに混ぜる、お菓子やケーキ作りに使うなど面白い品種です。レモンとオレンジと文旦が混ざったような味わいと表現できると思います。気分の優れないときにさっぱりとする、一つ一つ個性のある味です。秋は酸っぱくないレモン、初冬は美味しいレモン、そして年を開けると甘いレモンになります。 　

2022年10月17日追記

毎月の味の変化をお楽しみください。最初は酸っぱくないレモン、そして美味しいレモン、最後はフルーツ感覚のレモンに変化していきます。