黒文字っていうのは、香りのする木です。 茶道で、和菓子を出された時についてくる爪楊枝、 普段飲食店で付いてくるのよりしっかりしてますよね。 そのつまようじを「クロモジ」っていうんですけど それはこの木から作られてます。 クロモジの木を切ると、めっちゃ甘い匂いがします。 はまる人はもう危ない気配がする勢いで嗅ぎます。 茶室で、お菓子と一緒に出されるクロモジの楊枝は、その昔は 茶室の主人（主催者）が、その日来られる方々のために朝から山に分け入って クロモジの枝を取ってきて準備したとか。 たぶん持ち帰るマナーは、その苦労をねぎらってのことかと思います。 切り口から一日中いいにおいするし。 なんなら削ればまたいい匂いします。 で、そのクロモジ、うちの茶園の山端に生えてるんですよ。めっちゃ。 なのでその木の枝を乾燥させて、細かく刻んでほうじ茶と混ぜました。 ほうじ茶の香ばしさと、甘い香りの組み合わせがいい感じです！

食品表示

茶葉（神河町産） 黒文字（神河町産）