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中島光博

大阪府和泉市

中島光博 | GreenGroove

リーフミックス、クレソン、スティックフェンネル、その他洋野菜

◆お客さまへのごあいさつ 初めまして、大阪府和泉市にて洋野菜を中心に栽培をしているGreenGroove(グリーングルーヴ)の中島と申します。 看板商品の「ヨーロピアンリーフミックス」は多くのレストラン・ホテルのシェフより好評をいただいている自慢の一品です!2019年6月に開催されたG20大阪サミットでは特定食材としてご使用いただきました。是非皆様もお試しください! ◆GreenGrooveができるまで 代表・中島は非農家出身の新規就農者です。 サラリーマン時代の29歳の時に友人から「水耕栽培で農業生産法人を立ち上げるぞ」と声をかけられ、「農業を」というよりは「ベンチャー企業」を立ち上げるようなイメージで就農して2019年で11年目になります。 親戚一同農家はおらず、農業になんの「予備知識も憧れもない」ままの就農でした。しかし、いざやってみると前職が技術系だった私には農業は「嫌いではなく」、手をかければ結果がでる栽培は結構楽しい物でした。 ただ、そんな思いでできるほど新規就農は甘くはなく、そこから約5年間「来月の給料はでるのか...」という状況下、貯金を切り崩しながら休みなく働くという地獄を味わいました。農業の「参入障壁」といわれる物は一通り経験しているかと思います。 一時期は生産だけではまるで食べていく事は出来ず、自分達の生産物だけでなく地元の野菜を集めて軽トラでゲリラ販売をするという生活でしたが、そんな中、東京で開催されている「青山ファーマーズマーケット」を紹介される機会があり、大阪と東京を毎週往復する生活が始まりました。 東京でのマルシェは大阪での販売とは全く違い、私達の作る珍しい野菜はとても喜ばれ、レストランのシェフとの取引でどのようなものが求められているのかなどマーケティングも勉強出来る転機となり、経営は安定していきました。 しかしそんな生活が3年ほど過ぎた頃、農業を続けながら毎週東京へ通うという無茶も続くわけもなく、再び経営状態も悪くなり、会社が「農場を売る」という話にまで至りました。 私は東京のマルシェで自分が作った野菜を毎週美味しいと評価してくれる人がいるのだから、もう一度「生産」をベースにやり直したいと農場の購入を決め、「GreenGroove」として独立し、大阪での再スタートを切りました。 その後は東京で得た経験を元に大阪での販売に重点を置き、現在もレストランなど外食向けに生産・販売を行っております。 近年ではこの就農来歴が面白いと書籍やテレビで取り上げて頂いたり、新しく就農を考える方々へのアドバイザーとして講演依頼なども少しずつ増えてきており、大阪農業の活性化と新規就農者の増加に貢献するべく日々営農しております。 ◆大阪でヨーロッパ野菜など洋野菜を栽培。 私達が営農をしている大阪は「農業なんかやってるの?」と言われるほど全国的にはあまり知られていません。それは農地が小さいため全国流通をするほどの生産量がない事が大きな理由です。 しかしその理由により、大阪の農業は農地が小さい分、「付加価値の高い農産物」を作らなければ産地には勝てないため、実は大阪には他の産地にはない珍しい作物など、実に多種多様な農産物が生産されております。 私達もその1人で、ヨーロッパ野菜などの洋野菜を通年を通して多品目栽培しております。 その中でもロシアンケールやスイスチャードなどの珍しいサラダ野菜を約10種使用した「ヨーロピアンリーフミックス」は私達の看板商品で、レストランやホテルなどプロの料理人さんに愛用していただいております。是非皆様にお試しいただきたいです。 ☆看板商品☆ヨーロピアンリーフミックス☆ <肉厚で味が濃い!> 一般的な水耕栽培野菜は「ペラペラ」、「味(香り)が薄い」、「どれも同じ味」など評価はイマイチですが、弊社の商品は「お伝えするまで水耕とは気付かない」場合がほとんどです。 10種それぞれがしっかり主張し個性のある味で、肉厚さもあるので食べ応えと、盛り付けの際に「少量でも盛り付けが決まる!」と料理人様から好評です。 また、「葉の味が濃い」のも特徴で、お好みのドレッシングでも美味しくお召し上がりいただけますが、オリーブオイルと少量の塩・黒コショウで食べるのがおススメです! <日持ちがとても良い!> 多くの飲食店様が日持ちのしないサラダ野菜を「宅急便」でコストをかけて購入する事を嫌われます。しかし、弊社のお客様はほとんどのお客様が1週間のまとめ買いで段ボールいっぱいの量を購入していただけます。 お客様の保存環境にも依存しますので「必ず」とは言い難いですが、どのお客様も「1週間は全然大丈夫」と評価してくださいます。 <最初に生えてきた葉しか収獲しません!> 一般的にベビーリーフの生産者、生産法人では栽培した野菜の葉を「何度も」カットして商品にします。しかし、切られる事により野菜はストレスを感じ、「苦み・えぐみ」を出したり、葉や茎が固くなります。 弊社商品は栽培して「最初に生えた葉のみ」で仕上げており、肉厚さの中でも食べやすく、また不要な苦み・えぐみも少なくなっております。 <独自の栽培法により個性的な味に!> 弊社の栽培方法は私のオリジナルシステムで栽培しており、通常で使用する肥料濃度の半分程度しか肥料を使用致しません。これにより野菜に不要な窒素ガス(腐敗の元)がたまりにくく、本来の生命力を引き出す栽培方法となっております。 ◆「普通の人が普通に選べる農業」のモデルになりたい 前述の通り、私は新規就農者としてこれまで様々な問題にぶつかってきました。 大阪を起点に再スタートを切ってからは、横の繋がりもでき経営も安定してきたのですが、その頃悩んでいた事がありました。 それは「農業をする理由」事です。 正直、就農当時の私は「誘われただけ」で農業に対して特に高い志は持ち合わせていませんでした。 「農業が嫌いではなかった」こと、 自分の生活を成り立たせるため、 一緒に頑張ってくれる従業員の待遇を向上させるため、 自分の野菜を美味しいと言っていただけるお客さんのため、 この理由だけで約10年休みなく走ってきましたが、世間から聞かれる言葉はいつも、 「どのような思いで農業を始められたんですか?」 「将来を担う若手としてなにをお考えですか?」 「日本の食品自給率をどう思われますか?」 「荒れていく耕作放棄地問題をどう思われますか?」 など、農業やる「社会的意義」でした。 よく世間で耳にする農家のインタビューでは皆さん「地元愛」も当然あり、代々続く家業という「歴史と誇り」もあるので、とても素晴らしい夢や目標を語ります。 しかし、私達新規就農者はそういった背景がありません。こういった夢や目標は大変素晴らしい事で実現するべきだと思いますが、地元出身でもない私達が言っては嘘になってしまいます。 いつしか「そんな立派な事いわないと農業したらあかんのかな。。。」と壁を感じるようになってきました。 しかし、自分らしい農業をする意義を模索しながら新規就農者と継承農家の壁を感じる中、「そういった社会的な参入障壁もあるから農業者が減っていくんだ。」「私のような嫌いじゃないレベルの人間でも就職・転職の選択肢に入れられるような農業界にしなければ衰退していくのみだ!」と気付きました。 ただ、そういった「高い志を持たない人」がやっていけるほど甘くないのも農業です。 そこで私は今の若手や中堅農家が「農家ではなく企業に成長」し、当たり前に雇用ができるような仕組みを作らないといけないと考え、自社の目標を「優良企業になる」と決めました。 採算性の低い農業でこれを実現するのははっきり言って難しいですが、私達は大阪という「都市型農業」を営める地の利の可能性をまだまだ感じています。 日本全体の農業を変えるような大きな話ではないですが、「普通の人が普通に選べる農業」の経営モデルになるべく、また新規就農者増加に貢献できるよう日々活動しております。 ◆最後に 「誘われただけ」で「知らない土地で」農業を始めた「普通の人」の新規就農11年目! 都市型農業の新しい価値を模索し続ける「GreenGroove」を宜しくお願いいたします! #ハートフルアグリ
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