京都府相楽郡笠置町

笠井大輝

(株)RE- SOCIAL やまとある工房

鹿肉

はじめまして!
やまとある工房の笠井大輝です。
この名前には、「自然に敬意と感謝の気持ちを忘れず、本来あるべき人間と自然の関係性・命への感謝を「食」を通して伝えていきたい、山と共にありたい」という思いが込められています。
では、僕がなぜハンターになったのか。それは、大学での学びが大きく関係しています。

【鳥害獣被害の現状】
僕は政策学部出身で、まちづくりや地域・社会の課題に対し、ビジネスを通じてどのように解決していくかを研究していました。その過程で、学びのさきに実践者が必要であると感じていました。
そして様々な社会課題が存在する中で、度々クローズアップされていた課題。それが野生鳥獣による獣害被害でした。

獣害被害とは、近年増加している鹿や猪を中心とした野生動物が、作物や木々を荒らす農業被害や森林被害のことです。この背景には、地球温暖化、耕作放棄地の増加、狩猟者の減少、オオカミの絶滅などが挙げられます。
政府は獣害被害の削減を目的とし、1頭捕らえる事に捕獲者に国から報奨金を手渡すという有害捕獲制度が制定されました。 そのため、日本では現在数多くの野生鳥獣が殺傷されているのです。

【鳥害獣被害の裏に隠された大きな課題】
1,150,000、
この数字が何を表しているかご存知でしょうか。
この数字は1年間で殺傷されている鹿と猪の頭数です。
これは今、現実に起きている話です。皆さん信じられますでしょうか?
政策学部で社会課題の解決策を学んでいた私たちとって目を背けられない現実でした。しかし、地域社会の持続性を考えると鹿や猪は捕獲をせざるを得ない状況にあることも現実です。
1番の課題。それはこれらの殺傷された野生動物の9割が、そのまま埋設や焼却によって処理されている事にあると私たちは考えました。
限りある大切な命。その命をせめて美味しく頂く。そんな関係性を構築する事が日本の持続可能な社会の形成に繋がると考えました。

【古くから鹿と縁のある笠置町】
天智天皇の弟である大海人皇子が、この笠置町で狩りを楽しんでいました。
そこにある一頭の鹿が現れ、皇子が必死に追いかけましたが、崖から落ちそうになったところ、念仏を祈願し窮地を脱する事ができました。その場所を覚えておこうと、笠を置いて帰ったのです。
そして翌日、笠を探していると白鷹がその場所まで皇子を導きました。皇子が笠を置いた石を「笠置石」、その山を「鹿鷹山」と称し、その背景から「笠置」と命名されました。

【狩猟から精肉加工・販売までを一貫するこだわり】
 弊社では、捕獲から処理・販売まで一貫して行います。保健所の許可を受けた食肉処理施設「やまとある工房」にて製造するため、安心安全な鹿肉です。  
 美味しい鹿肉を製造するため、徹底された血抜き・素早い処理・丁寧なトリミングにこだわっています。仕入れでは、箱罠やくくり罠による捕獲を行い、広場にて一時的飼育することで、安定的な供給と肉質を確保しています。そのため、旨みの詰まった柔らかい肉質を実現することができるのです。
 旬は夏として認知されている鹿肉ですが、夏はジューシー、冬はヘルシーでもあります。ぜひ、季節ごとの違いもお楽しみください!

【アスリート向け商品や健康食品として大注目の鹿肉】
  鹿肉は低カロリーで高たんぱくな非常にヘルシーな食材です。豊富なビタミンB2やビタミンB6、カルニチンに加え、お肉の成分としては珍しいオメガ3脂肪酸を含んでる点も大きな特徴。アミノ酸であるアセチルカルニチンも含んでおり、脳機能の向上やストレス軽減・疲労回復に効果があります。また、低血圧症、心臓機能の回復、消化器官や腎臓の機能促進、神経系の鎮静作用、ダイエット等に効果があり、アスリートフードやダイエット食にはもちろん、近年高まる健康志向に非常に適した食材です。

【最後に】
「株式会社RE-SOCIAL」、この名前にはRE(繰り返す)✖️SOCIAL(社会)、りそうしゃる(理想の社会)、つまり、限りある資源を循環させる社会、理想の社会を目指すという想いが込められています。
 お客様に商品を美味しくお召し上がりいただくことが、都市部と地域社会の架け橋となり、貢献し合い、生態系の回復へと繋がる、そんな関係性を皆さまと築いていければと思っております。「生態系サービスに最大限の価値創造を追求し、地域社会から世界へイノベーションをもたらす」ことを胸に、今後も精進して参ります。