2024.6.27
6月27日。
そろそろ最高分けつ期。
コシヒカリでは体作りが終わりこれから米作りの時期に入っていきます。
専門的な言葉で言うと「栄養成長」から「生殖成長」に入っていきます。
6月末までに稲の姿を人為的に形作ることができるかが大切と言われています。
野菜や果物では仕立てるとか剪定するとかいって樹形を作っていくと思います。
稲でもこれが大事です。
まさか葉っぱをきったり添え木をするわけではありません。
植え方や肥料のやり方、水の管理によって稲の姿を少しだけコントロールします。
株元が開いてセンスを開いたようにして太陽の光を取り込みやすくします。
茎を太くして大粒の米粒になるようにします。
葉っぱを大きく幅広くしてダレ無いようにピンとさせます。
できるだけ背丈を短くします。
出てくる穂の長さを長くして着粒数を多くします。
私は残念ながらこれらができるというところへはいけてません。
まだまだ未熟です。
しかしなんとしても習得したいと思っています。
そしてお客様から
「この米美味しいね」
と、言って頂くのが目標です。
今日もじっと稲を眺めています。
迷っているからじっと眺めています。
「今どうしたらいいんだ」
自分に聞きます。
稲に聞きます。
すると
次に行う行動が見えてきます。
稲が答えてくれるような気がします。
サーフィンをしませんがサーファーが海をじっと見つめている映像が流れてきますね。
波を今か今かと待っているあのシーンです。
そしていよいよ波が来ます。
サーファーの心が高まっていきます。
稲を飽かずに見ているとサーファーの気持ちになります。
「よし穂肥だ」と。
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