森下 守 | 【炎の野菜屋】高寂寺ゆずの樹
2019.03.24小さな実にぎゅっと詰まった芽キャベツの栄養
小さくてかわいいルックスの芽キャベツですが、意外なほど栄養が豊富な野菜です。特筆すべきはビタミンCの含有量。生のキャベツ100gに含まれているのは41mgですが、生の芽キャベツは100gあたり160mgと、キャベツの約4倍ものビタミンCが含まれています。
ビタミンCの1日あたりの必要摂取量は、成人男性で90mg・成人女性で75mg。芽キャベツを5〜6個程度食べるだけで摂取することができます。そのほかにも、ビタミンB2やビタミンK、カロテンといった栄養素も豊富に含まれていますよ。
芽キャベツの旬はいつ?
芽キャベツの収穫時期は地域によって異なります。日本では寒い地域なら8月下旬から12月、中間地で11月上旬から3月、温暖な場所では11月上旬から3月ごろに収穫されます。
しかし、芽キャベツがひときわおいしくなるのは冬です。寒くなると球がぎゅっとしまり、甘みが増すのだとか。おいしい芽キャベツは、晩秋から春先の寒い季節に食べられると覚えておくといいかもしれませんね。
芽キャベツの保存する方法は?
芽キャベツは、常温で保存するのには向いていません。冷蔵庫で保存する場合には、乾燥しないように、湿らせたキッチンペーパーや新聞紙に包んで袋に入れましょう。包んだ紙を頻繁に交換すると一週間ほど持ちます。
長期間楽しみたい場合には、ゆでてから冷凍するのがおすすめ。さっと固めにゆでて小分けにします。自然解凍で、お浸しやあえ物に使うと気軽に食べられます。冷凍の場合でも、1ヶ月以内には食べ切りましょう。
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