卵はニワトリが一生懸命産んだ命

今日は地元相馬市にある、はらがま幼稚園さんにニワトリを二羽寄付してきました。

寄付するために「捕まえるよ」と息子に言うと、いつものように息子は自分がやるやるで網を手に走り回り、途中自分が網に捕まりながらも楽しそうに最後は自分でニワトリを捕まえていました。
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本来、ニワトリとは当たり前のようにどこの家庭でも庭先にいた鳥です。

田舎の子供たちは毎朝卵をとるのが仕事で、同時にそれが自然に食育になっていたはずです。

現代では、ニワトリを飼っている家庭の方が珍しい世の中になってしまいましたが、僕としてはこうした田舎の日常がどんどん失われてしまうことが寂しく思います。

庭にいるからニワトリ。

そんなことが当たり前ではなくなりましたが、卵の消費量だけは減らずに増えているような社会です。

食卓に並ぶこの卵はどんな鳥が産んでいるのか。

僕らの役目は、昔とは形は違えどニワトリと卵がもっと身近にあるものであり、ニワトリが一生懸命産んだ命を常に僕らはいただいてるんだと、体験し体感するような場を提供することだと思います。

そのために今回、ご協力してくださった幼稚園の先生、保護者の方々、本当にありがとうございました。

これからもこのような機会がありましたら、是非ともニワトリを譲りたいと思います。

他の学校でも、各家庭でも、いつでもご連絡ください。

農という暮らしから離れていった子供たちに、もう一度農に近づく暮らしを与えていきましょう。

それが僕ら大野村農園の教育です。

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(2016.10.6)

Writer

福島県相馬市

菊地将兵

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