物々交換と仲間、地域の関係とは?

相馬ミルキーエッグの注文の増加に伴いまして、わが家では地域でエサを集められる範囲でニワトリの羽数を増やしています。

必然的にニワトリが増えるとエサになる魚の必要数も増えてきました。

もちろん海の町「相馬」では僕一軒の農家などで魚が足りないなどとはなりませんが、問題は魚をもらい受けるオケが足りない事でした。

ホームセンターなど見てきたのですが、必要数のオケを6つを買うとなるとなかなかの金額になってしまいます。

困ったなと思い考え込みましたが、ふと漁師の方に相談してみるとなんと「あるから必要な分だけ持ってけ」と言われてあっさり解決してしまいました。

もちろんそれならばと、うちの野菜や卵を何回かこの方に無料で持っていくことでお互い合意でき、ここでも互いに有るもので物々交換ができました。

物々交換は、単に物と物を交換出来たというだけでなく、その人と人とがより近い存在になります。

お金を挟まないこんな生き方をもっと色んな場面でやっていけたら、至るところで本当の仲間ができて、やがてその繋がりが地域をもつくると思えます。

大袈裟に言えばそれが古里を守ることにも繋がっていくんじゃないだろうか。

僕らはまだまだ、こんな物々交換の繋がりを共にできる方々を求めています。

(2017.11.28)

Writer

福島県相馬市

菊地陽子

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