魚の命、丸ごと楽しんでもらう。これが現代の漁師の使命だ!
公開日:2017.02.02.更新日:2020.08.19.
未利用魚は学びの食材
本日、蟹田は大雪…
この天気の中(雪積もったわ…)
地味に未利用魚発送しました。
黒メバル4匹、マゾイ4匹、アイナメ1匹
いずれも神経〆
こちら、おなじみの3種ですね。
雪国を代表する白身魚
お刺身から焼き、煮付けまでのオールラウンドで味わえます。
そして
アカザラ貝3枚
ホタテ貝(小)1枚
マダコ(浜ゆで)1匹
これが
今日の未利用魚セットです。
これだけだと、明らかに1箱にならない…
市場に出して、安い値で粗末に扱われるくらいなら
消費者が喜べる提供をしたい!
僕は、こんな思いです!
市場に普通に出荷して加工品となって、獲れたモノがどうなってるかわからないなんて
漁師(僕)も嫌だ。
漁師(僕)が大事に扱って、消費者の食卓に安全安心のモノを届けたい!
だからこそ、僕は社会に伝えたい…
魚は骨があるし、忙しい現代社会では家庭で捌くのもめんどくさい…
時間がかかる…
よって
魚は切り身、加工品そして中食で購入するという方が圧倒的に多いと思います。
でも、
魚1匹丸ごと捌くということに、命を頂くという人間本来の大事な営みがある。
自分で生きるためには、食するモノの血を抜き(命を絶つ)、口に入れなければならない。
現代人は、それを忘れてないか?
僕は、一年中自分でその行為をして、自分の食卓に並べて口にしている。
僕は一年中、生き物の死に直面している。
だからこそ、その意味を皆さんに伝えたい。
皆さんは、見る機会または、する機会が何度あるだろうか?
生物の命を捌くことは、学びがたくさんある。
だからこそ、美味しく感じる!
そして、人間らしく生きることができる。
魚は美味しい!
そして、現代に欠けたものを再認識させる。
家庭で皆で調理し、皆で食卓を囲み、家族の時間を有意義にする。
魚を食べることを楽しむ時間を、日本中に広める!
これが、現代の漁師の使命だ!
(2017.1.14)