これからの日本の食を支えるということ

これからの日本の食を支えるということ!

私は、ホタテ養殖を中心に魚、カニ、ナマコなど海草以外のほとんどの海のものを扱ってる漁師です。

昨今、食の安全が叫ばれていますね。

どこで誰が、どんなふうに漁をして、どうやって箱に詰めて出荷したか?

どんな流通経路で、自分の手元まで運ばれて来たか?

こんなことを、こと細かく消費者は、知りたがっている。

生産者からの加工流通経路が疑われてる…

生産者にすれば、昔に比べてめんどくさくなったという意見のほうが圧倒的…

まず、漁協の出荷施設の衛生設備に莫大なお金が掛かるし…

維持費も漁師の負担(当然ですが)

一経営体レベルでも、新たな手間も掛かるし、市場に出す出荷伝票に書く欄も増えた…

作業は、少ないほうがいいし、手が疲れてるから多く書くのが辛いのが、

正直なところ。

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しかし、消費者が求めてるし、そうしないと値段もたたかれるし、最悪、そんなもの買わないとなるから、そんなことして当たり前…
利益あげないと生きてけないからね。

逆の立場だと

自分が、消費者だったら、いいもの欲しいし、きちんとしてる生産者のものが、欲しい。
いいものをきちんと料理して、おいしく頂くのが、食べ物(命あるもの)に対しての礼儀。
自分の健康を支えるし…

となると

漁師として、いいものを出荷することが、消費者の気持ちを安心させるし、価値の向上、そして日本人の健康を支える

漁業だったら、魚離れが深刻だけど、少しでも回帰してもらえる。
そして、肉食中心より健康な体に近づける!

生産者が、少しでも日本の食について、考えていくべきなんだろうなと、思う。

ただ、今まで通り売るだけじゃなく…

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そして、将来的に、生産者が一番恩恵を受けなきゃと思う。

でも、
近い将来、そんな世の中になるんだなあと実感してきている。

漁業と限らず、農業や畜産など含めて、生産者の皆さん、明るい将来に向けて、今の時代は頑張りどころだと思いませんか?

(2016.7.16)

Writer

青森県東津軽郡外ヶ浜町

高森優

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