山形のシャキシャキみょうが2025・秋

【冷蔵便発送】 夏みょうがは記録的な干ばつでほぼ全滅と厳しい状況でしたが、秋みょうがは豊作ではないものの、ふっくらと品質よく色味もきれいに育ちました。 僅かですが、夏野菜から山形県鶴岡市在来の沖田なす（300g）をセットでも販売します。みょうがとなすは料理でも相性いいですよね。沖田なすは薄皮ですが煮崩れしにくいので調理しやすいし歯応えもいいです。 秋みょうがは順調なら2週間弱で終わりますので、お求め忘れのないようにお願いします。 　スーパーでは1パック大きめ3、4個入り（50~60ｇ）の薬味コーナーのみょうが。ですが、みょうが産地では大袋で販売するのが当たり前です。 　サイズは不揃いにはなりますがらみょうがのみの単品と沖田なすセットで出品致します。 稲刈りと同時進行のため、発送が遅れることもあり、発送の日にち指定は無しになりますが、できるだけご要望に合わせるようにします。 　みょうがは昔はどこの庭や畑にもあるほど全国的にある野菜でしたが、産直アプリ各社で見ても、みょうが単品の出品はあまり多くありません。みょうがの1番の産地の高知県からも僅かにしか見つけられません。何ででしょう？ 　400年続く我が家には庭にも畑にもみょうががありますので毎年大量に食べています。我が家の夏みょうがはシュウメイギクが蕾が膨らみ始めた頃に収穫を始め、秋みょうがはシュウメイギクが満開の頃収穫します。 枯葉や腐葉土が腐食するための菌糸がたっぷり、ふかふかの土で育っており、我が家で平飼いしているにわとりの鶏糞をみょうが収穫終わってからわずかに施肥しています。 ●１kgなんて消費できるの？ 　100ｇで大小6~10個位となります。香辛野菜として、夏の食欲の落ちる時や夏の食欲不振の時には抜群に美味しいですね。薬味だけなら消費量は多くないですが2，3人の家族で１kg消化できるかを考えてみましょう。 　まず素麺、蕎麦、うどん、冷やし中華などに薬味で。薬の字が入るように薬味は語源には薬としての効能があり使われていたことに由来します。今は薬味＝薬ではなくカヤクと同じく香辛料など添えることとなっています。 　他になめこやオクラのトロトロに刻んだみょうがのトロトロ和え、千切りみょうがときゅうり、トマトにポン酢でさっぱり和え物に油揚げをカリッとさせてアクセントに。サラダが1番消化できます。 　ナスとみょうがのピリ辛炒め、甘辛くみょうがの肉巻きでビールにも合いますし、みょうがも多く使えます。 　縦に半分に切りしっかり水切りし天ぷらにもいいですし、お茶漬けに刻んでトッピング、たまごかけご飯にもトッピング。ちらし寿司にも刻んでトッピング。味噌汁の具にはわかめとの相性ピッタリ。なすとみょうがなど味噌汁のバリエーションはいろいろ。 　漬物では梅酢漬けにすると色がきれい。シンプルに夏野菜いろいろ合わせて浅漬けやピクルスにしても美味しい。 　旬に食べるのが1番ですが、千切りや輪切りにしてラップに包み冷凍保存すれば、味噌汁の具に凍ったまま入れるとすぐ使えますし、和え物や薬味にも年中使えます。 　こんな感じで3，4品にすると2，3人家族位なら余裕で１kg使い切れちゃいます。夏バテする前にも食欲不振になる前にぜひ。 ●小話をひとつ 　みょうがは昔はどこの庭や畑にもあったと言いましたが、我が地域では庄内柿という名産がありまして、柿の木の下にはみょうがが生えていると柿もよく育つと言われています。 　みょうがは香辛野菜でもありますが、柿に有害な虫を避けてくれたり、雨が少なくても土を乾燥させないようにし、枯れたみょうがの茎は土に還り肥料分となります。 みょうがも柿の枝葉が程よく日光を遮り、育ちやすい環境になります。最近では草刈りや消毒を機械でやるためみょうがが柿の木の下にはあまり無くなりました。 　よくコンパニオンプランツとして複数の野菜のそれぞれの効果で成長を補ったり、病害虫に強くなったり。これが柿とみょうがで昔々から行われていました。 　非効率的な中にこそ、植物に、人に優しい環境がある。効率化のために何が失われているのか、柿とみょうがに限らず想像してみる事が大切です。 ●金三郎十八代目 　400年近い歴史ある農家です。たまごが定番の出品（度々休止中）の我が家の主力は庄内柿です。寒暖の差の大きい地で減農薬、有機肥料で美味しく育っています。 ●栽培方法 　多年草で毎年同じ所から生えてきますので、必然的に不耕起栽培となり、少量の鶏糞や渇き防止などに枯れ草は入れますが、あとは堆積した腐葉土に覆われて育ちます。腐葉土には菌糸がたくさんで柔らかな土質の中で育っていきます。ハウス栽培物ではないので、天然に限りなく近いですが項目ひとつしか選べないので、表記としては農薬化学肥料不使用となります。 　出荷も終盤になると花が咲く直前の花芽が出る直前のも入ったり、傷みのないものをサイズ分けせずに大小入れます。小さいみょうがは漬物などに使いやすいです。 保存は要冷蔵ですが刻んでラップし冷凍での保存もおすすめです。冷蔵庫と冷凍庫の余力を確認の上でご注文お願いします。　 長くなりましたが、みょうがを量の変更やセットの調整などお問い合わせもご遠慮なくどうぞ。