三度の雹を生抜いた紀州南高梅（大きめ）　/　農薬不使用　/　訳あり

和歌山県田辺市で　農薬散布なし＆植物性肥料だけの　紀州南高梅をお世話しています。屋号は　K's gardeN　http://ksgarden.hatenablog.com/ -----雹（ひょう）が降りました----- 2025/4に何度もひどい雹が降りました。夕方遅く雷が鳴りヒンヤリする風が吹いたと思うと、「バラバラバラ」と屋根に何かがぶつかる音が。それは直径3cm以上の氷＝雹でした。今でもその音は耳に残ってます。 「あ～、梅の実は大丈夫か？」と思う暇もなく、地面には大きな氷が積もり始めました。飲食店の水コップに入っているような小さな氷です。 黒い空に向かって、早く終わってくれと祈りましたが、氷は10分ほど降り続きました。 早朝、朝ご飯も食べずに畑に行くと、ほとんどの実に雹ぶつかってできたクボミがあります。やられた～ でもよく見ると、クボミがついた実は半分ほど。助かった～ その後、友だちとの話題は　雹、雹、雹。雹は狭い範囲で降るらしく、隣町では全然降っていない場所もあり、同じ畑の中でも濃淡があります。 新聞、テレビでも何度も取り上げられ、梅産地の田辺市とみなべ町のあちこちで大きな被害があることが分かりました（巻末の新聞記事） 最初はガックリしていましたが、何度見てもクボミは元通りになりません。 数日すると、梅の実はクボミを修復し、再び大きくなり始めました。カサブタは残りましたが、いつも以上の立派な梅の実に成長してくれました。 クボミはありますが、中身は変わりません。食べ物は中身だけでなく、見てくれも大事なので、厳しく選別しました。だたし、クボミ付きを100%選別すると、出荷量が激減します。立派な梅をお客様にお届けできるよう、別写真の「除外」はありませんが、「出荷」は普通に、「ボーダー」は少数ですが入ります。梅干しにすると舌触りがザラつくくらいです。安心して梅料理お楽しみください。 ------以下通常説明----- 本場　紀州の南高梅、農薬・除草剤不使用なので、とっても安心。シミソバカスはありますがとっても別嬪さんです、どれも無害です（写真ごらんください）。梅はデリケートで傷みやすいことも予めご了解願います。肉厚いっぱいの大きめ（2L以上）を選別します。 梅の代表的な品種の南高梅は、和歌山の田辺・みなべ地域で生まれました。肉厚たっぷりの食べ応えのある梅干しだけでなく、果汁が豊かなので梅酒・ジュース・ジャムにもぴったり。 生ものなので、到着期日指定は承っていません。 -------------------- 参考）紀伊民報記事　2025/5/1 ４月に降った梅へのひょうによる被害を受け、和歌山県のＪＡわかやまは「理由あり南高梅」「味に変わりはありません」などと書いた販売用の資材を作った。厳しい販売環境の中、消費者に理解を求めていく。 ・・・ 　資材には「和歌山の梅産地では、大量のひょうにみまわれ果実の打撲、裂傷などが発生しました。これらの果実は、梅酒や梅ジュースなどでお召し上がりいただけます」「梅干しは、傷口がやや硬い漬け上がりになる場合がありますが、それ以外は変わりありません」「農家が一生懸命育てた青梅への皆さまのご理解をお願いいたします」と書いている。