まだキウイフルーツが珍しかった頃のこと。 スーパーの果物売り場でキウイフルーツなるものを見かけました。当時にすれば結構のお値段でしたが、物珍しさもあって思いきって購入。あのチクチクした茶色の外観からは想像出来ない断面の美しさと、他の果物にはない甘酸っぱい味に惹かれ、出来るものなら栽培してみたいと思いました。いつものように種を撒いてみましたが、苗木を植えた方が早いことに気付き、あちこち探してヘイワードの苗木を購入。 それまでキウイフルーツには雄木と雌木があるということさえも知りませんでしたし、当時はまだ栽培している方も少なく、栽培方法については文献に頼るしかありませんでした。手探り状態です。 庭の一角に苗木を植えましたが、根がしっかりと張るまでの間、土作りに手間を掛けました。 パイプを組み立てて、自分で棚も作りました。 あれから40余年。今では棚いっぱい葉を広げ、夏の強烈な日射しを遮り、涼やかな木陰を作ってくれます。最近は、農薬の使用により受粉のために必要な蜂まで少なくなってしまったため、花粉を購入して人の手で受粉させている農園も多い、との話を聞きます。でも当園では、果樹から野菜からすべて無農薬で栽培しているため、花の時期にはたくさんの蜂が飛び回ってくれています。 大きさは不揃いです。1.8kgで20～22個。ご贈答用に大玉での発送もいたします。 到着後、追熟が必要です。りんごやバナナなどと一緒にビニール袋に入れておくと、追熟が早まります。