販売終了
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商品説明
遅くなりましたが2019年産の販売始めます。
2019年産は少し天候の影響もあり、少し稲が潰れましたが平年より微増でした。
今年も何かしらの異常気象に向き合うことになると思いますが、収穫できない地域もある中で幸せなことです。
ポケットマルシェにもたくさん出品されているお米
我が家は中山間地で栽培面積は小さいので、
収量も少ないため価格面などでは叶わない面があります。
だからこそ出来ることがその分手間をかける事です。
その一つとして昔ながら杭掛け天日干しにする事です。
●杭掛け天日干し
バインダーで刈り取り稲束を杭に掛け、天地返ししてからの脱穀となります。
台風の時期にも重なりやすく、管理は時間と汗の積み重ねです。
コンバインで刈り取る場合より稲の茎の養分を最後まで吸い上げるので
米粒のふっくらさや栄養価の差では杭掛けが最高です。
●地の利は豪雪地帯と中山間地
奥は霊山としても名高い月山や湯殿山に繋がる山並みの麓にある我が家は
2~3mもの雪に閉ざされている期間が3ヶ月以上ある豪雪地帯ですが
日本国内でも稀有な夏スキーができる程に夏も山には雪があり、
夏でも冷たい雪解け水が田んぼに入ってきます。
気温との寒暖差が強くし、冷水の刺激で稲にストレスがかかり、
たくましい稲になり、美味しいお米になります。
●ケイ素・シリカ
雪解け水にはお米の生育に欠かせないケイ酸(ケイ素(シリカ))が豊富です。
普通のお米の栽培では複数回ケイ酸を追肥する場合もありますが、
我が家は追肥にはケイ酸はあまり入れていません。
ケイ酸がケイ素(シリカ)として稲に吸収され、
稲の茎葉が強くなります。人間の髪、爪、肌にはシリカは欠かせませんよね。
大きなコンバインなどを使える様な広い広い平野では管理面では効率よく作ることができます。
しかし水源から遠退くほどに水温はぬるくなり、水の中の養分も失われていきます。
そこを追肥などでコントロールするわけです。
毎日のように吸収発散し続ける水の違いって実はかなり大きい。
あなたが食べているお米の育った水はいかがですか?
●施肥管理
蛍がたくさんいる地域でもあるので、水稲の消毒は蛍に影響しやすいという事もあり、
我が家は防除もできるだけ心掛けています。肥料は無化学肥料です。
お米に限った話ではありませんが、農業は環境や自然を保全する最前線でもあります。
疲弊した土壌や残留農薬を後世に残すなんてあり得ません。
●やっとここで品種のお話
我が家ではコシヒカリと希少なササシグレを作っています。
ササシグレではアミロースの話を長々としていますが、ササシグレなどのうるち米系ばかり食べろという事ではありません。
ササシグレは消化がいい、コシヒカリ系統は逆に言えば腹持ちがいいお米です。
餅も昔から食べられ、神事などでは日本酒と同じく神様にあげられます。
縄文時代以降の稲作文化の中で、お米というのは命を紡ぐ大切な食べ物でもあり、
鏡餅、お神酒などとして穀物の神様の年神様にあげるわけです。
さらには郷土食の中では、栃餅などもあり保存食としても貴重な役割を果たしています。
山形県ではコシヒカリの後継種としてつや姫は有名ですし、雪若丸という新品種も出てきました。
その中であえてコシヒカリ。
つや姫や雪若丸は指定の栽培条件が多い事もありますし、新しい品種ほど個性が強くなっているという事もあります。
杭掛け天日干しで作るコシヒカリは、お米の強い甘味旨味は新品種には負けませんし、
日本の定番であるコシヒカリがお米!って感じがします。
コシヒカリ系統はしっかりした味が、濃い味のおかずにも負けない存在感があります。
やはり毎日食べ続けるのであればコシヒカリは王道なんですよね。
●暮らしと藁
コンバインで収穫しますとわらが細かく裁断され田んぼに残していきます。
次の年の田植えの頃までに土に還るわけです。
ですが昔は藁は日本の暮らしの中で一番活用されていた素材で、
生活用品、農業資材としても使われ、藁なしには暮らしていけませんでした。
ですが今では農業資材も藁の米俵を使う事があるわけもなく
ビニール、プラスチックやアルミなどのパイプなどになっていますし、
農機具もいろいろ大型化しています。
我が家は中山間地で大きい農機具も使い難いので家族総出で稲刈りをしています。
藁も雑草除けや、鶏の寝床に使っています。
●神事と藁
一昨年より地元の親戚の神社より藁を分けて欲しいとの連絡がありました。
黒川能という国の重要無形民俗文化財の春日神社と、
縁結びや修験の山としても有名な金峯神社からなんですが、どちらも1000年以上の歴史があります。
我が家が十八代目で400年近い歴史なんて霞んでしまいます。
神事や注連縄に使う藁が手に入らないという事でした。
もちろん神様を祀る所に使うのですからありがたく提供しましたが、それほどまでに縄を綯えるような裁断されていない藁が無くなっているのです。
歴史ある神社の本殿などの注連縄のためにも杭掛け天日干しは止められませんね。
伝統的な暮らしや工芸にも大切な藁、
お米を食べることを考え直す機会にしてもいいのではないでしょうか?
販売ですが年間での定期購買は量が少ない事もあり、申し訳ありませんがお受けしていません。
量は精米の事もあり、基本的には4㎏からで販売を致します。
玄米は精米した白米と価格は変わりません。
販売時の精米加減は備考欄に白米か玄米と書いてもらえれば対応します。
白米がやはり味では一番ですが、栄養では玄米が一番です。玄米は消化が良くは無いので白米に5〜10%玄米を入れるというのもいいと思います。
量は送料が値上がりもした事もあり、お客様の送料負担を少しでも減らしたり、送料内でめいっぱいの量が欲しいとの声もあるので
4㎏、9㎏、14kg、18kg、23kgを定番でご用意しています。
お米はササシグレと、定番のコシヒカリも同じ量でご用意します。
我が家は杭掛け天日干しというとても手間のかかる工程があり、割高であることをご理解くださいませ。
分からないことがあれば気軽にお問い合わせください。
長文最後まで読んでいただきありがとうございます。
- 保存方法
- 冷暗所で保存(できればジップロックなどで小分けし冷蔵庫が望ましい)
- 配送方法
- ポケマル提携のヤマト便配送区分:
- 配送料金(送料)
- お届け日指定
- 可
この商品はお届け日時をご指定いただけます。
※天候等の生産現場における事情や、運送会社の都合等による配送遅延が発生する場合もございます。
- 注文から発送まで
- 1~4日
- クーポン利用可否
- 可
- 支払い方法
各種クレジットカード、atone 翌月払い(コンビニ/口座振替)(ご利用可能なお支払い方法について)
- 複数商品のご注文について
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・同じ出品者による複数商品の同梱を希望される場合は、必ずご注文前に出品者へお問い合わせください。
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