岩のりが1月下旬より解禁になりました。 伊豆下田地域では黒海苔・青海苔・ハンバ海苔を板海苔として加工し食べられて来ました。 特にハンバ海苔は量が少なく他に比べて処理が大変で加工も難しいため流通量は多くないため希少な岩のりです。 磯の波の荒い場所に生えるため、天候が良く潮が引いた日に取りに行きます。取ってきたあとは、根やゴミを取り除き簾のような「トバ」に一枚一枚板状に成型していきます。この作業を私達の地域では「海苔を立てる」といいます。立てた海苔は潮風が当たる場所で天日干しした後、再度ゴミを取り除き仕上げます。 独特の風味と歯ごたえが良く、地元では炙ってからもみ海苔にして鰹節と混ぜて醤油を垂らしご飯にかけるのが定番です。その他そばやうどん・ラーメン、雑炊などに入れます。 風味が飛びやすいので、すぐにお召し上がりにならない場合は焼いてから冷凍保存することをおすすめします。 ※自然の物ですので、小石や砂・エビなどが交じることがあります。注意して取り除いてはおりますがあらかじめご了承ください。