★無農薬 ★無肥料 ★田んぼ周りの畦なども除草剤を使わずに栽培しています！ ～　ササニシキの特徴　～ ☆炊きあがりの香りの良さ！ ☆甘すぎずあっさりした味はおかずとの相性も◎ ☆べとつかず口の中でほどける食感！ ～　種の二度寝　米の個性　2017年4月下旬のこと　～ 　米の種まきは種籾を水に浸すことから始まる。少し芽が出たところで引き上げて数日乾燥させ、ようやく種まきをする。芽が出てから乾かすので一瞬成長が休まる。それは米の二度寝のようなものだと思っている。今年はササニシキ、ジャポニカ米とインディカ米の交配種、黒米の３品種がある。3種類ともそれぞれに個性が違う。ササニシキは生真面目な感じがする。水に浸けて芽出しの際ももう出た頃だろうと思って様子をみるとちゃんと芽が出ている。乾燥して休ませている時はおとなしく休んでいる。ジャポニカ米とインディカ米の交配種は大人しく控えめな感じ。芽出しの際は芽が出たかなと思ってみてもなかなか出てこない。暫く待つとひっそりと出ている。乾燥させるとあっけなく休んでしまう。見てるこっちが少し心配になってしまう。一方黒米はやんちゃできかん坊な感じ。芽が出たかなと思って様子を見ると必要以上に勢いよく伸びていて慌てて引き上げる。乾燥して休ませようとしても、まだ成長する。早く蒔いてくれとこちらが急かされている気がする。 　一般に米の個性というと味の違いの話になる。あっさりしている、もちもちしている、甘い、香がいいというように。確かにそれもある。ただ考えてみれば味が違うならその成長のようすから違うはずである。味の違いが個性かと思っていたが、初めから個性はある。種の時から、始まりの芽が出るところから個性はあった。 ～　昔の田んぼ、今の田んぼ　６月上旬のこと　～ 　先日降った雨で畦が壊れた。畦は田んぼに水を溜める為の塀なのでこれが壊れると水か流れ出してしまう。そのせいで水溜り程度の水しか田んぼにない。せっせと畦を直す。周りから土を運び、壊れた箇所に盛る。叩いて固める。以下繰り返し。暫くして畦は直したが、何故壊れたのかと思う。そう簡単には壊れない。今回壊れた箇所は実は去年も壊れた場所である。今年の春先、米作りが始まる前に直したのだが修復が甘かったのかもしれない。それに天候も原因かもしれない。このところ雨がなく土が乾いていた。そこに先日の急な大雨で土が崩れたのかもしれない。近くに私の田んぼと同じように畦の壊れた田んぼがあった。他にも根本的な問題として田んぼの形に問題があるのかもしれない。排水の為の溝を掘っていると時々古い配管に出会うことがある。現在の塩ビ管やコンクリートではない常滑焼、陶器の配管である。配管の中には木の枝が入れられていることが多い。実は田んぼの形は変わることがある。土地改良や整備によって昔と今とでは異なる。今の田んぼの形からするとこんな場所に配管があっても仕方ない場所に昔の配管が眠っている。そのお陰でかつての田んぼの形が想像できる。かつての田んぼは大きな重機などもないので土地の形や水の流れに合わせて作られていたが、現代では機械の力でそれをヒトの思うように、使いやすいように変えることができる。それは便利で農業も楽に効率的になった。だが、どこかで無理を行った不具合が起こる。それが今回の畦の崩壊のような気もする。本来のあるべき形を変えたことの代償が局地的に土の緩い場所を作り、畦の崩落を招いた。畦の崩落ではないが田んぼによっては部分的に地盤が緩いところもある。それも地下水脈を無視して造成した結果なのかもしれない。 ※アップしている画像がササニシキの種籾を休ませている様子です。 ※玄米5㎏分を精米したものになります。精米すると糠が落ちて約１割目減りします。なので5kg→約4.5kgとなります。 #おこめ#農薬不使用#無施肥