独自製法！シェルパウダードライ製法宗八

漁師が6次化(生産→加工→流通販売)を行うにあたり、干物製造にとりかかり天日干しを行っていました。 が、八雲は晴れの日が少なく(なにせ８割曇りで八雲という説もあるくらい)なかなか干せず、せっかく下処理した魚を無駄にしてしまったり、天気を気にしながら作るため寝る時間がない等製品作りに困難を強いられました。 「漁師のライフスタイルにあった、天候関係なく作れる方法はないか」と模索していたところ和歌山県で火山灰を利用し干物をつくる「灰干し」という製法があることを知りました。 しかし、八雲では火山灰は入手できません。 代用となるものがないか思案していると、ふとホタテの殻を粉にしている工場が八雲にあることに気づきました。 北海道噴火湾はホタテ養殖が盛んな土地で加工屋も多く、毎年多量のホタテの殻が産業廃棄物となります。 その殻を1000℃以上の高温で焼成し粉砕したものがシェルパウダーです。 「これだ！」と早速シェルパウダーを入手し試作したところ見事に干物ができたのです。 それから製品化にむけ試行錯誤し完成した「干さない干物」。 更に、ホタテの殻の消臭作用や除菌作用により魚の臭みも軽減され天日干しとはまた違う独自の仕上がりとなりました。 天日干しはどうしても魚の脂の焼ける匂いがしてしまいますがシェルパウダードライ製法は天日に干さないので日焼けしません。 干しすぎず、レアな状態。 焼くとふっくらと身が盛り上がり、凝縮された旨味が際立ちます。そして臭くない！ 海から生まれた廃棄物を有効利用し海に還元する、まさに地産地消のエコ商品です。 世界初の製法(おそらく)、弊社のみ販売の海と漁師に優しい逸品を是非皆様の食卓で味わって下さい！