岡田耕治 | ジャガオカファーム

千葉県成田市内に露地野菜3ha、ハウス30ａ(10棟)の規模で有機野菜を生産しています。農園名は自分の見た目や雰囲気がジャガイモに似ているというあだ名が由来です。出荷期間は旬の時期がベースとしていて、旬の野菜の価値を充分に感じてもらえるような栽培を心掛けています。有機栽培は、野菜の本来持つ免疫力を発揮できる栽培管理だと考えています。市販の有機肥料は使用せず昔ながらの手法を参考にして、良質な堆肥とぼかし(ぬか、土着菌)を使い、多様でバランスのとれた生きた土作りをしています。生きた土とは様々な生き物が生きているという 事です。その土で病気になりにくい野菜を作ることを基本にしています。隣の人が風邪をひいてうつらない抵抗力を身に着けることは人も野菜も同じだと考えています。 小学生の頃からの夢だった農家になり２4年目。 スタート時は元金１４万円、まず中古の軽トラを７万円で購入し残り７万円。初年度の売り上げはたったの３６万円。それでどうやって生活していたのか⁉ でもただただ農家になれて嬉しくてたまらなかった１年目。 知り合いなし、知識なし、技術なし、金なし、機械なし、設備なし、土地なし。 あるのはただ農家になりたい一心だった２０代。 少しずつ人の繋がりもでき、少しずつ機械や設備に投資で出来るようになり、ほんの少しだけ 技術もついた３０代。 ハウスを増設し正社員を雇用できるようになり、経営ということに試行錯誤している４０代。 良いスタッフに恵まれ、良い出荷先との連携に助けられ、日々の農業を堪能している現在。 農業に魅力を感じた人たちがどんどんこの業界に入ってきています。 今春から千葉県の認定研修機関になり、次世代の担い手育成にも取り組んでいます。