2018.6.23
こんにちは!農民イシハマです。
田植えから1ヶ月以上が過ぎ、はじめは4、5本ほどだった茎も30本ほどに増えました。そして何より、株が開いてきた!
株と株の間の距離をやや多めにとっているので、背伸びをするかのごとく全身で光を浴びようとしています☀️ (隣が細いのは機械除草のダメージのせいです...)
病気や虫に強くなりますし、お米の粒にたくさん栄養を送ることが出来ます。
逆に高収量をねらうために密度を高めてギュウギュウに植えた田んぼの稲を見ると、「きをつけ」をしたみたいにピンとしています。満員電車は人間にとってストレスなのだから、稲も同じはず。
最近はお米をとにかく安くたくさん作れるようにと手間を省くことに力を注ぐ取り組みをよく目にしますが、大抵の場合イネに無理強いしてるように感じます。農家にとっては楽なんですけどね。😅
確かに毎日食べるお米が安いのは助かりますし、嬉しいことです。しかし、そのしわ寄せにストレスを受けるのはイネたちです。そしてそのストレスは私たち人間に何も影響しないとは限りません。
ならば、イネの存在を尊重した、「イネに優しい」米作りをする農家も居ていいのではないかと思います。その分手間とコストはかかりますが、イネに注いだ「優しさ」が、いずれ人間にも静かに及んでいくのだと信じています。
自分はまだ勉強不足で理想の「優しさ」とは程遠いですが、一歩ずつ確実に「優しく」なっていきたいものです。
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