山形県山形市
石垣翔一郎 | Fruits leaf
茎ブロッコリー、スナップエンドウ、長茄子、小茄子、さくらんぼ
【作物が「自分の力で育つ」環境を】
農薬をできるだけ使わずに、作物自身が病気や気候の変化に負けないように「安心して口にできるものを届けたい」という想いから私たちは毎日畑に足を運び、作物と会話するように向き合いながら、安心してのびのび育てる環境を整えています。それは、食べる人の健康を守ることにも、次の世代の土や水を守ることにもつながっていると信じています。
【子どもたちの未来へ、土とともにできること】
ある日、さつまいも掘り体験に来てくれた幼稚園の子どもたちが、こう言いました。
『楽しいね!宝探しみたい!もっといっぱい無いかな〜こっちを掘ってみよう!』
その素直なひと言に、私たちは胸を打たれました。この伸び伸びとできる環境を作ることは、子どもたちの未来を守ることなんだと。
私たちの農業は、10年後、20年後にも自然が豊かで、子どもたちや皆さんが安心して食べものを口にできる社会を願って続けています。
「おいしい」だけじゃなく、「大切なこと」にも気づけるような食との出会いを届けたいと思っています。
地域の学校やご家族と一緒に、畑に触れる体験の場も設けています。
自分の手で植えて育て、食べてみる。そんな経験を通して、食べものや自然への感謝の気持ちが、そっと芽生えてくれたら嬉しいなと思っています。大きなことはできませんが、私たちの後を未来の若者達にも自信を持って勧められ、もっと輝き続けられる環境のバトンを渡せるよう、ここ山形の土地で、土や、作物と、向き合う日々こそが、未来を育てていると私たちは信じています。
【出会いを大切に、つながりを力に】
農業は、一人ではできません。
ともに汗を流す仲間たち、地域の支え、お客様とのご縁そのどれもが私たちの力です。山形近郊では、季節ごとに野菜の詰め放題イベントも行っています。たくさんの野菜に触れてもらい、笑顔とふれあいが生まれる、そんな時間を大切にしています。作物を通じて、心がつながる。
そんなあたたかな出会いに支えられながら、これからも歩んでいきます。
【最後に】
山形の四季は、いつも私たちに農業の本質を教えてくれます。
春、雪解け水が田畑を潤し、やわらかな日差しと共に命が芽吹きます。
夏、青く澄んだ空の下で、作物はたくましく育ちます。
秋には実りと感謝の季節が訪れ、
冬は土を休ませ、来る年への準備を整える。
自然の流れに寄り添いながら、今日も小さな積み重ねを続けています。
食べる人の健康と自然環境の未来を守ること。
子どもたちの学びや命のつながりを大切にすること。
私たちの取り組みは、派手なことではありませんが、持続可能な社会を目指すSDGsの考え方にも通じていると感じています。
山形の恵まれた自然と、ていねいに育てた作物の魅力を、ゆくゆくは世界へ届けていきます。
土の力、人の想い、地域の誇り、そのすべてを、地球のどこかで誰かが感じてくれたら嬉しい。人と自然、そして未来とともに。
私たちは、これからもこの土地で、ていねいに、農業を続けていきます。
もったいない野菜、まだ食べられるものは無駄にせず、加工品として活かせるよう、6次産業化にも取り組んでいます。
そして何より、私たちの野菜を手に取ってくださる方、畑に足を運んでくださる方、想いに共感してくださるすべての出会いに、心から感謝しています。人と人とのつながりがあるからこそ、農業はもっとあたたかく、豊かになる。これからもこの出会いを大切にしながら、山形の土とともに、未来を耕していきます。
Fruits leaf
特定商取引法に基づく表記
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