小野寺克之さんの投稿

明けましておめでとうございます。 本年も引き続きおいしい安納芋販売しております。 心♥️込めて作った安納芋をぜひよろしくお願いいたします。

商品になれない「残念な安納芋」 今年度収穫が無事終わった安納芋、その中でも皆さまにお届けすることの出来なかった残念な安納芋たち、 その3。長すぎる巨大安納芋 無傷無病の中で最長サイズがこの安納芋。 同じサツマイモでも紅はるかなどではそんなに珍しくないのですが、安納芋だとあまりない造形です。 なんか玄関にでもかざりたくなりますね。 重量オーバーなので販売しません… 販売中の安納芋は焼き芋等に適した中くらいサイズ(100g〜180g)です！ 来年も販売してます〜！

商品になれない「残念な安納芋」その2 今年度収穫が無事終わった安納芋、その中でも皆さまにお届けすることの出来なかった残念な安納芋たちを連日紹介しようと、一昨日その1発目を投稿したにも関わらず、さっそく昨日は投稿し忘れてしまいました…。 その2 デカ過ぎ、巨大安納芋 今年最大サイズはこの子です。 あと100gちょいで1kgだったんだけど、惜しかったですね。 実はこれよりもっと大きいモノもあるんですが、割れや虫食いが全くない中での最大サイズがコレでした。 実に立派なサイズですが、食べるにはちょっとどうかな？ということで販売はしません泣 その3はちゃんと明日アップする予定… …もちろん通常サイズのおいしい安納芋もまだまだありますー

商品になれない「残念な安納芋」 今年度収穫が無事終わった安納芋、その中でも皆さまにお届けすることの出来なかった残念な安納芋たちを、紹介します〜 その1 変なカタチすぎ、ねじれ安納芋 よっぽど固い岩かなんかに当たったのか、大きく身を捻ってしまった安納芋、残念ながら規格外！ それでも地の深くに根を伸ばすど根性に強い生命力を感じます。 この子には来年の種芋となって子孫繁栄に勤しんでもらおうと考えております！ (その2は明日アップします〜) …あ、ちゃんとしたおいしい安納芋もまだまだ販売しております！

昨日は今年最後の安納芋収穫！ え？こんな遅い時期まで安納芋って収穫できるの？ と思われるかもしれませんが、実際は僕の仕事の段取りが悪いだけで(苦笑、普通は11月末くらいに掘り終えるのが当たり前。 霜が降りるとさつまいもは傷んでしまいますので。 まあただ、種子島ではまだこの時期ではギリギリ霜が降りず、例年ではクリスマスくらいに初霜が降ります。 それに今年は異様に暖かいです。そのおかげで傷みは少なく、最後の収穫は出来も収量も良い感じで終える事が出来ました。 まだ貯蔵庫にも未調整の安納芋が山積み…、お正月過ぎても多分、僕は芋に埋まって仕事してるでしょう泣

畑の菌活 最近、菌活、腸内フローラという言葉ききますね。 体内における微生物の働きが見直されてるというか、注目されてるようです。 菌(微生物)に対しては、殺菌よりもバランスよく共存させる、という考え方が主流になってきているように感じます。 畑と微生物の関係も、人間の体と同様です。というか、とてもよく似てます。 一般的に、作付けの前には殺菌剤を施して畑を消毒しますが、僕が行なっている有機農業の場合は、殺菌剤は使わないので、むしろ微生物をどうやって活かすかを考えてます。 畑の中で活躍する微生物(いわゆる善玉菌と括られるもの)も、皆さんがよく耳にするやつです。 ○納豆菌 ○乳酸菌 ○酵母菌 この御三方が畑の微生物BIG3といっても過言ではないでしょう。どうです？よく知ってる菌ばかりじゃないですか？ それぞれの菌が、それぞれの働き方を行い作物と共存しています。 「納豆菌」は、有機物を分解して植物が吸収できる状態にしたり、カビ発生を抑えます。 「乳酸菌」は殺菌効果を持っていて、悪さをする菌を抑えたり、土の中のミネラル成分を溶かしてくれます。 「酵母菌」は有機肥料の腐敗を防いだり、糖をアルコールに分解して二酸化炭素を発生し、硬い土を割って柔らかくしてくれます。 その他にも様々な菌がいて、植物と共存しています。 もちろん悪さをする菌(いわゆる悪玉菌)もいますが、それらは善玉菌の好む環境作りや、時には微生物資材を投入したりして抑制します。 実は「堆肥」と呼ばれてるものも、微生物と有機物の複合体のようなものです。 有機農業はこの畑の菌活がとても重要で、栽培の土台となる技術です。 有機農業=無農薬、というイメージが強いですが、僕はその事よりも、この畑の菌活というのが、最も重要な有機農業の特徴だと考えています。

島のたべもの 商品パッケージシールを新調しました♪ 出品した商品には必ずこのシールが貼られています。 今までの青白から、今回は黒地に赤と白で、前よりも高級感出たかな？と思ってるのですがどうでしょう？ へのへのもへじじゃないですよ。

焼き芋のいろんな楽しみ方 安納芋の調理方法はスイートポテトやグラッセ、天ぷらなど色々ありますが、やはり一番のオススメは焼き芋という事になるでしょう。 しかし焼き芋なんてそんな年がら年中食べるもんでもないし、まあ秋か冬限定って感じ、と思われてる方も多いと思います。 否。焼き芋、年がら年中食べます。ちなみに我が家の冷凍庫(ストックボックス)にはおおよそ50kgほどの焼き芋が冷凍されてます。まあウチの場合は異常ですがw 焼き芋といえばホカホカであったかいイメージがありますが、産地では、夏場冷凍した焼き芋をアイスがわりに冷たいまま食べる習慣があります。 冷たい焼き芋も、夏場はとても美味しい。冬に食べ切れず残ったお芋は焼いて冷凍するのがオススメです。 それからちょっと嗜好を凝らして、焼き芋を潰したものでお菓子づくりするのも、砂糖の量を減らす事ができてオススメです。 天ぷらも、一度焼き芋にされたものを使うと、外はカリカリ、中はシットリとした食感で、美味です。

安納芋はなぜ他の芋より甘いのか 安納芋の甘さの秘密に科学的に迫ります。 (理屈っぽい説明キライな人はご注意を。めっちゃ理屈っぽい説明しますw) サツマイモに含まれる糖には、主に３つあります。 一つめは「フルクトース」。果糖ともいわれます。強い甘味がありますが、甘さを感じるのも消えるのも早い、という特徴があります。 2つ目は「グルコース」、ブトウ糖というのがコレ。吸収されやすくスッキリした甘味です。 ３つ目は「スクロース」。ショ糖といわれるこの糖。他の品種(ベニはるか、ベニサツマなど)と比較して安納芋にもっとも多く含まれている糖が、このスクロースなのです。 スクロースの大きな特徴は、温度による甘味の変化が少ないことです。 果物やスイーツの多くが冷やして食べるとおいしく感じる事からわかるように、甘味は通常、温度が高くなると下がります。 ところがスクロースの甘味度は温度の変化でほぼ変わりません。 ですから、安納芋は冷めてても熱々でも、甘さがあるのです。 糖含量は他の品種ともそれほど大きな差がないのに甘味度が高く感じる、それが安納芋の大きな特徴なのです。 それからもう一つ、忘れてはならないのが、「マルトース(麦芽糖)」といわれる糖です。 コレはデンプンが加熱される事で酵素によって分解され、できる糖です。 この酵素(βアミラーゼ)が働くのは、わずか70〜75℃の間。この温度が長ければ長いほど、デンプンがマルトースに分解されるわけです。 これが、サツマイモはじっくりゆっくり加熱したほうが甘くなりますよ、という理由なのです。

有機栽培について 僕は、有機栽培で全ての作物を作っています。 たまに、「なんで有機でやってるの？」と質問される事があります。 なぜ僕が有機栽培をしているかというと、その理由は 100個くらいあって、簡単には説明できないというもどかしさがあります。 ですが、どうしても一言で説明せねばならないとすれば、それは「好きだから♡」。 有機をやってると「こだわっている」といういわれ方をされます。それは決して悪い意味ではなく、むしろ褒め言葉で言われる事が多いので、自分もむげに否定しないのですが、実は僕は有機栽培という事についてはそんなにこだわってません(°▽°) ただ、一番、性に合ってるなあ、と思うことを自然にやってるだけなんです。 ですから、「化学肥料でやってみたい！」と思えばすぐにそうしてもいいと思ってますが、今のところそうじゃないので、有機栽培を続けています。 僕は、多様性というのが昔から好きなタチなので、全ての農業が有機栽培になればいい！とかは思いません(もうちょっと広がってもいいかなとは思いますが)。 水耕栽培とか室内栽培、自然栽培などいろんなやり方があるほうが世の中楽しいと思います。 そのうち宇宙で作った野菜なんかもできるかもしれません。それはそれで面白そうです。 有機栽培の一番のポイントは、「健全な土」で作物を育てること。土というのは、本当に知れば知るほど魅力があります。 土を健全に保つためには努力を惜しみません。 種子島の土を健全に、そこで作物を育てる。 それが僕の一番こだわってる点なのです。 …あ、こだわってるって書いちゃった笑