加古宏朗 | 佐保の稀米

初めまして 兵庫県加東市社で代々農家を営んでいる　加古と 申します 2年程前から父親が難病を患い　昨年より兄弟が主に なり　米作りを始めました R5年より　地域ブランド　「佐保の稀米」　を立ち上げたました 新しい価値を付け加え　加古家の米作りは　第2章へ 奥深い歴史が詰まった稀米を　どうぞ　お楽しみください　(*'ω'*) ◇地域ブランドを立ち上げた経緯◇ 父親が難病を患った頃　ちょうど時を合わせたかのように使っていた農機具が次々に故障したり調子が悪くなり　もうこのタイミングで米作りを辞めようという話が　家族の中で出始めていました ただ父親は　「辞めるの簡単　続ける事が大事なんや」　と言い続けていました そんな中　今年の夏に私の息子と田んぼで虫取りをしている時のことでした 息子が　「パパ　ここからむっちゃ綺麗な水　出てるで！！」 「この水　どこからきてるん？？」 私の幼少の頃から　田んぼに清水が流れ込んでいるのは知っていましたが　この清水がいつ頃から湧き出しているのかは　家族誰１人として知っていませんでした 清水の起源を調べるにつれ　驚きの事実が…… 私たちの田んぼから見上げた位置に　北播磨有数の神社と知られる　佐保神社があります 宮司様にお話を伺いに行った所　ずっと　昔　神社周辺は　小高い丘のようになっていたそうで　境内に降りそそいだ雨水などが染み込み　麓から湧き出ているのが清水の起源という事でした しかも　佐保神社の歴史は古く　奈良時代に建立されており　その時代からの地層を巡り　清水として湧いていたんです 息子の発見から　今まで気付いていなかった価値を見出す事かでき 「辞めるのは簡単　続ける事が大事」という父親の意志を引継ぎながら　そこに新たな価値を付け加え地域ブランドとして立ち上げる事を決意しました