久しぶりに投稿します。
いつも当ファームの商品に興味を持ってご注文、サイトを拝見くださり、誠にありがとうございます。
今日は、皆様に、養鶏農家の現状をお知り頂けたらと思い、投稿いたしました。
卵は物価の優等生と言われており、戦後から値段の変化が少ないものの代表となっています。
戦後昭和28年には1キロ(M玉16個)224円、現在の価格だと1000円以上でした。
現在は、1キロ250円前後です。
変化が少ないどころか、安くなっています。
この間、養鶏農家は減少の一途を辿り、一方で企業の飼養羽数が増加し、今では大手企業の生産が99%となっています。
そのため零細養鶏農家は、大手企業との差別化を図るため、餌の工夫や放し飼い等飼い方によりの付加価値をつけて販売しておりますが、昨今の円安、世界的飼料不足により、飼料が高騰しており、昨年まで1トン5万円台から9万円台へと1.5倍ほどになっています。
養鶏の経費の70%は餌代のため、零細養鶏農家は、今後の経営が危ぶまれています。
大手企業は大量購入、先物取引等で、飼料代を緩和できますが、零細養鶏農家は、そういうこともできません。
ちなみに当ファームの餌代は、昨年1羽あたり1日9円から13.5円になりました。
今後、さらに円安、飼料不足が続くと餌代の増加が見込まれます。
皆様には現状をお知り頂きたく本日は投稿いたしました。
お読み頂き、ありがとうございました。