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中川 司

兵庫県多可郡多可町

中川 司 | 中川きのこ園

原木椎茸(10月~4月)、原木舞茸(10月中旬)

はじめまして。中川きのこ園の中川です。 兵庫県の山間地域で原木椎茸を生産しています。 ■栽培方法について 木の子の生産方法は大きくわけて2つの方法があります。「菌床栽培」と「原木栽培」です。時々、どちらが美味しいんですか?と聞かれることがあります。 どちらもおいしい木の子ですよ。 と、わたしはいつもお伝えしています。菌床と原木どちらも栽培してみましたが、どちらも同じ木の子です。生産者から見ればどちらが良いかは無く、どちらが好みかの違いぐらいしかないと私は思っています。食べてみて美味しいと感じたものが正解なのではないでしょうか。 培地がチップか原木のままかという違いはありますが、原材料の木材は同じ広葉樹です。菌も同じ「菌」です。同じ「水」を使います。 菌床は通年栽培することが可能ですが、原木栽培はなかなか同じようにはいきません(技術がある生産者さんであれば、品種改良が進めば、あるいは夏に原木椎茸が採れるようになるかもしれません) 私も夏の気温にも耐える品種を育てていますが、まだ自分の思うように扱いきれていません。よいものが出来たら夏の原木椎茸も販売していきたいです。 ■「原木栽培」にこだわる 生産性を求めるなら菌床栽培の方が優れていますが、わたしは原木栽培をあえて選択して育てています。雨風を耐え、逞しく育った「姿」と本来の「香り」に一目ぼれしました。これが一番の理由になります。惚れた弱みで毎日、懸命にお世話をしています。 それ以外の理由も勿論あります。なにかのご縁でお会い出来たらお話し出来ればと思っております。 また、木の子たちは自然に近い環境で栽培しておりますので同じ椎茸品種でも季節によって姿や形が違います。そのときの「旬」の姿の違いを楽しんでもらえたら嬉しいです。 冬の寒い時期に育った椎茸は、傘に模様が入りやすくなります。サイズは若干ですが小ぶりなものが多くなりますが、身がぎゅっと締まったものになります(写真の1枚目と2枚目) 秋や春に育った椎茸は、傘の模様は少なめになります。夜と昼の寒暖差が大きいと椎茸は自分から喜んで出てきます。苦手な夏と真冬に蓄えた養分を使って出てきますのでサイズも大きいものが多くなります。フレッシュで瑞々しい木の子になります(4枚目と5枚目) 可愛い子にはなるべくたくさんの旅をさせたい。 より、もっと、美味しい木の子を。 私が体験した恋に落ちてしまう程の木の子を皆さまに。愛と誠意と拘りを持って皆さまにお届けします。 なお、わたしが作っている木の子は 植菌地 兵庫県多可町(自圃場) 培養地 兵庫県多可町(自圃場) 採取地 兵庫県多可町(自圃場) 原木調達地 岡山県、兵庫県 になります。 _________________________ FROM THE WOOD. おいしい木の子をお届けします。 中川きのこ園 園主 中川 司
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