2024.1.31
今日から、2月5日にある宮崎フードアワード2024の最終選考会までのカウントダウン投稿を始めようと思います。
【一日目】
まず、どうして加工食品を始めようと思ったのか?
これまでの農を中心にそこに関係する暮らし方が、自分にはちょうどよくて、それを続けていきたい、でもこれから自分の年齢を考えると、安い農産物の値段で生産だけを続けていくのは、自分の体力も落ちてくるからきつくなる。楽しく続けるため、色んな人と直に関わるきっかけになる方法として、農プラス食品加工を始めました。平たく言うと六次産業化です。
農水省の出している、食料支出構成割合を見てみると
外食20% 加工品56% 生鮮食品24%
生鮮食品の割合は、どんどん低下していってます。自給率が上がらないのも、外食や加工品が輸入農産物で作られているからです。ほんとは、近くの畑にあるものを直接食べるのが一番なんだけどなー。いくら自給率を上げようと思っても、構造を変えないと無理ゲーです。
自分が加工食品を始めて、今まで以上に商品の裏にある食品表示を見てわかったことは、
加工食品の価格の安いものは、世界のどこからでも安い原材料を探して、それを使って、化学調味料や食品添加物で上手く味付けして、デザイナーの作ったパッケージで宣伝しています。
地元の物産館などに行っても、そこで生産されて加工されたものはとても少なく。海外から輸入されている原材料などを見てがっかりします。
化学調味料や食品添加物、それに残留農薬など僕には詳しいことはわかりませんが、それに関する本は沢山出てるし、ネットで調べられます。
そして、価格はどうしても、安い商品に引っ張られて相対的に値付けになり、手にとってもらわないと、生産を続けていくことが出来ないので、どこまで自分の理想とする商品にするのか?妥協点をどこにするかジレンマです。
でも、自宅に食品加工所があるので、全部にこだわった材料を使って、少ロットでも作ることが出来るし、マルシェ用に特別に用意する事も可能です。
つい先日のマルシェで出店した時に、お客さんからメッセージ頂いて、じんわりとやっててよかったーって思ったところでした。元気を頂きました。
明日に続く・・・・
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