山梨県南巨摩郡身延町
小川貴志 | クレアシオンファーム
枝豆・大豆・米・季節野菜
【はじめまして】
みなさんこんにちは。山梨県身延町でクレアシオンファームという農園をしております、小川貴志です。クレアシオンはフランス語で「創造」を意味します。
農園を通じて関わってくれた方が、農業を通して自分が人生の創造主として気づきを得られるように、天地の豊かさを味わえますようにと願いを込めて名付けました。
食べてくれる方の笑顔を想像しながら、農薬化学肥料を使わずに作物を育てています。現在約5反(5000㎡)の農園を一人で運営しております。
【農業で変わった価値観】
私は大学卒業後は厚生労働省で事務職に就いていました。
国や国民を支える大きな仕事ができると思い、日々の仕事に誠心誠意努めてきました。ところが仕事の成果、相手の顔、反応が分からず、何のために誰のために自分が目の前の仕事に取り組んでいるのか実感が感じられず、いつの間にか自分の時間、体力、精神力を消耗しながらただ現状維持のためだけに仕事をしているだけになりました。
本当にこのままでいいのか、自分の生き方、仕事に違和感を持ちながらこのまま後数十年働くのか悩んでいました。
本当は自分はどう在りたいのか、何者として存在したいのか行動しながら考え続けてきました。
その後長野県への単身赴任をきっかけに自然がある環境で過ごしたいと考えていたことと、自分の体を動かして手を使って物づくりができて、それが人や世の中の役に立てたり喜んでもらえることが、自分にとっても幸せになると考えるようになりました。
知人の紹介で山梨県都留市で自然農とパーマカルチャーを学ぶ「風と土の自然学校」に1年間通い、その後さらに1年間区画を借りて一人で畑と田んぼで農作業を続けてきました。
自分でも価値を生み出して与えることができる、自分の中の新しい可能性を感じることができました。自分で物をつくり、育てる過程の楽しさ、出来上がった時のうれしさ、豊かさを周りの人と分かち合えた時の喜びを感じられて、生産者になって自然の中で自分で手作りする丁寧な暮らしを実現したいと考えるようになりました。
行動を続けているうちに、知人の紹介で身延町で曙大豆の生産者と知り合い、身延町の豊かな自然と曙大豆のストーリーや希少性に心惹かれて自分もこの町で生産者として価値あるものを生み出していきたいと思いました。
人生一度きり、ワクワクして夢中になれることがあるのにやらないまま後悔したくない。
悩んでいるだけでは悩み続ける未来しか続かないと思い決断することにしました。
今までの枠を超えて、自分が人生の主人公として周りに豊かさや歓びを与えられる人生にしていくことに決めました。
【固定種へのこだわり】
農園の作物の多くを「固定種」にこだわり育てています。
そもそも「固定種」って何でしょうか。
固定種とは、その作物から種を取り、翌年も同じ土地で育てることで、その土地の気候風土や病気に適合できるように作物自身で何代にも渡って形質を固定化させていった種です。作物本来の特性が生かされた個性的な味わいです。
ただ、生育が不安定なため、大量生産には向きません。そのため希少で特別な野菜といえます。一方、スーパーなどで見かける作物の多くは、一代交配種(F1種)という種から作られたものです。一代交配種は異なるものをかけあわせて作った雑種の最初の世代です。
この第一世代に限り安定した収穫結果が得られることから現在は大きく普及しています。
両親より優れた形質が雑種の一代目に限り発現する雑種強勢という現象を利用したものなのですが、その種を使った二代目以降はこの現象によるメリットがなくなります。
そのため、一代交配種の作物は種を取り、翌年育てることはできませんので、毎年種苗会社から種を購入する必要があります。
一方で固定種の作物は種を取ることで、自分で毎年同じ作物を育てることができます。
【食卓と人生を豊かにする作物を作ります】
人は食べたものでできています。人よくすることと書いて食事と読みます。
農業を通じて手に取ってくれた方の食卓を支え、その方の人生を土台から豊にするのが私の仕事で、生きる喜びになります。
畑や田んぼは提供する作物を作るだけの場所ではないと考えています。農業を通して生き方や人生を考える時間を過ごせると思います。
漠然と自身の暮らし方や生き方に疑問や不安を抱えている方に、気づきと学びを得られそっと寄り添えるような場所にしていきたいです。
特定商取引法に基づく表記
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