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川瀬 悠

富山県富山市

川瀬 悠 | ゆうぼくとん(悠牧豚)

豚肉、豚肉加工品(生ハム・ソーセージ・お惣菜)

北陸初の放牧養豚家、富山では28年ぶりの新規就農の変わり種。 非農家の家庭に生まれ、大学を卒業と同時に広告代理店を起業。 世間知らずで勢いだけでやってきましたが、学生のノリが社会に通じるはずもなくあっという間に空中分解。 その後ビジネスとちゃんと向き合ってマーケティングのお仕事を開始、市場調査、分析、販路開拓の専門家として活動してきました。 訪問先の生産者が「マーケティングの専門家ならうちの野菜を売ってきてよ」の一言で生産者こそマーケティングが必要で、求められていると一念発起、自身も農家を志します。 ちょうどそのころ息子が誕生。転機が訪れます。 先天性の右半身麻痺、彼はリハビリとこの先ずっと付き合っていかなければなりません。 いつでも仕事があって、いつでも切り上げられるという農業の側面は福祉にとっても良い受け皿になるのではないか? 彼に仕事を創り出す!それを夫婦で決めた瞬間でした。 おかげさまで事業の特殊性だけでなく、その肉質も認められ2016年に創業した悠牧豚は、2017年国家行事の全国植樹祭にエントリー、2018年大手百貨店ギフト掲載、2019年ANAの機内食に採用と実績を重ねます。 同年、豚熱(当初は豚コレラ)の流行時には真っ先に放牧が疑われ農場存続の危機に陥るも全国の放牧養豚家と共に活動しこれを回避、農場を移し規模縮小を余儀なくされながらも仕切り直しで活動しています。 悠牧豚の2枚看板の一つである『飲むフランク』は肉汁が溢れだす大人気商品でリピーターが増えています。まるで飲み物!と表現される通りジューシーさがイチオシの自信作。 もう一つの『プレミアム生ハム』は肉の旨味と脂の甘さが良く出るように塩気と燻製を控えめに仕上げています。 放牧の良さは肉質の向上だけでなく、遊休農地の解消や鳥獣被害の減少など社会的な意義も持ち始め注目を浴びています。 また当初の目的である障害者福祉、雇用の面も企業のアイデンティティーとして温めておりその実行を現在準備中です。
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