峯村明宏 | farm&lab

植え付け用は順次控えています。

今年の現時点のバジルの状況です。ちょっと寒さがひどかったようで、例年に比べ生育が遅れています。

今回、いつも農家色ではなく、加工に重きを置いたものを少し出品させていただいております。 　私どもfarm&labは農家という特性上柑橘のみならず様々な果樹、野菜農家から質の高い、加工向きの商材を集め、取り組んでいます。 原点は、素材を大事にした加工です。 　私たちは「素材のプロ」ですが、ケーキ職人、惣菜などのプロではありません。素材そのままを扱ってもらう、扱っ てもらいやすい状態にした製品を目指しています。 どうしたら素材そのままの味、素材そのままの状態を食卓へお届けできるかを考えています。 　今回出品させていただいている主なた加工の商材、実は観光地でジャムやソースなどに私どもが加工し、料理やお土産など、皆様に味わっていただく予定でした。しかし、このコロナの影響で観光施設が閉まり、再開の見通しも立たなくなってしまいました。 　私どもの信条として、ロスをできるだけ省くという思いから、注文を受けてから様々な形に加工を行います。それまではできるだけ素材のままを閉じ込めておきたいと考え、私どもが今できうる限りベストの形で閉じ込めております。そのため、まだロスにはなっておらず、正直楽観視していたところ、このゴールデンウィークから「あれ？ロスになるかも」という不安が募るようになりました。 　今年は大型観光地で展開させていただけるということで、できる限り切らすことなく、来ていただいた方に満足していただけるようにしようといつもの数十倍の量を仕込んでしまいました。私どもの規模はたかが知れております。正直大した量ではないのですが、少しでもロスがないよう、皆様に味わってもらえる機会になればと考え出品させていただきました。また、これを機会に「こういった食材もあるんだ」、「こういった食べ方もあるんだ」というのを発見してもらえ、青果の時期になりましたら食していただけるきっかけになればうれしいです。 来週には売り場から大量の売り場にも立てなかったジャムたちが帰ってきます。そういったものも少しずつ出品させていただければと思っております。 よろしくお願いいたします。