福岡県朝倉市

遠藤 淳

合資会社 川茸元祖 遠藤金川堂

川茸

◆ごあいさつ
遠藤金川堂第十七代当主 遠藤 淳と申します。
秋月藩御用献上品であった「川茸(カワタケ)」を朝倉市の食文化のひとつとして後世に伝えていくために、地元有志と河川環境保全や川茸の保存に努めています。

◆受けつぐきっかけ
代々の家業と云うことで、幼いころから仕事場は遊び場でした。
その中での職人さんたちとの触れ合いで見覚えた作業が自分の構成材料の一部となっており、一度は外に出ましたが、戻って受け継ぐことに違和感はありませんでした。代々のご先祖様が守ってくれていることを感じながら、次に渡すためのバトンを預かっています。

◆川茸とは
学名をスイゼンジノリといい、世界で唯一、福岡県朝倉市の清流「黄金川(コガネガワ)」にのみ自生する日本固有の淡水ノリです。
きれいな翡翠色で半透明な見た目で、酢の物やお吸い物など、和洋中様々なお料理を彩ります。
学名は熊本県の地名が示す通り、以前は熊本でも自生していましたが、現在では朝倉市の黄金川が残された最後の自生地になります。
環境省の定めるレッドデータリストに「絶滅危惧1A類」として記載される希少種で
江戸時代より秋月藩の幕府への献上品として遠藤家が先祖代々守り続けています。

◆川茸が育つ黄金川
湧き水から成る黄金川は長さ約2kmの昔ながらの懐かしい小川で、水深も膝くらいまででサラサラと流れています。
ここにはたくさんの希少種が生息しており、川茸もその中のひとつです。
上流域では地元有志や小学生が一緒になって清掃活動を行い、環境を学びながら種の保全に取り組んでいます。

◆思い
ほんの30年ほど前までは「スイゼンジノリ」は黄金川全体で年間200tもの収穫量がありました。
しかし、ここ最近では収穫量10t前後にまで落ち込んでいます。
生産量の落ち込みで、廃業の危機もありましたが、「黄金川を守る会」「スイゼンジノリ保全協議会」が地元有志と朝倉市・福岡県で立ち上げられ、仲間と共に活動できるようになりました。
そんな中、「ふくおか食べる通信」編集長の梶原圭三さん 通称「梶さん」に紹介していただき、活動や川茸の魅力を11号で紹介していただいたことがきっかけで、新たなつながりやご縁を頂きました。
そのようなお力添えを得て、さらに次世代の人々に伝えていくために、川茸と黄金川を守っていきます。

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