長野県南佐久郡北相木村
茅根健司 | COCCO相木
自然卵
東京生まれ東京育ちの私は、季節感も分からない忙しい日々を送る中、大自然の中でうつろいゆく季節を味わいながら暮らしたいと、16年前に長野県の標高1,000メートルを超える北相木村に引越してきました。10年前に農業を始め、そのかたわら試験的に行っていた養鶏を2年前に本格化させ、『美味しい卵は元気な鶏から!』をモットーに放し飼いにこだわった自然養鶏をしています。薬剤や添加物に頼らずに元気な鶏を育て、安全で安心、そして美味しい卵をお届けできるよう、日々努力しています。
<美味しい卵は元気な鶏から!!>
『美味しい卵(=生命力の強い卵)は元気な鶏から!!』をモットーに自然養鶏を営んでいます。自然=野生と養鶏とは本来相反するもの。それを前提とした上で、鶏たちがなるべく鶏本来の習性や本能を尊重した暮らし方ができるようお手伝いすること、それが私たち COCCO相木が考える自然養鶏です。生き物として『心身ともに健康』に育つことが健康な生命力の強い卵を産むために重要であると考え、人間都合ではなく、鶏都合での飼育を目指しています。
<初生ヒナから土間飼い>
抗生物質や薬剤に頼る必要のない健康な鶏になるためには、ヒヨコの頃から自然免疫力を高めておくことが必要不可欠です。親鶏からの免疫力のある生後10日間のうちにさまざまな微生物・菌に触れさせることにより自然免疫力を高め、菌やウイルスに感染しても発症することのない強靭な体を作ります。
そのためCOCCO相木の養鶏は手前はかかりますが初生ヒナから育てます。そして初生ヒナを迎え入れる1週間前に発酵床を作るところから始まります。こな発酵床が自然免疫力の向上に有効なのです。また、生後10日間のうちから緑餌、玄米、生き餌などを与え、粗飼料でも消化吸収できる丈夫な胃を育てます。
<鶏まかせ自然まかせ>
鶏たちは気の向くままに鶏舎を出て日光浴や砂浴びを楽しみます。雨の日だってなんのその、土をついばみ虫を探します。これが健康に秘訣。だからあくまでも放し飼いにこだわります。
『平飼い』の中でも飼育密度には差があり、『地鶏』の定義には飼育密度が1平方メートル当たり10羽以下とありますが、COCCO相木では1平方メートル当たり2羽未満。十分なスペースを確保しています。しかも日中はその倍以上の広さの庭に放し飼い。自由に鶏舎と庭とを行き来できます。
<食べ物が鶏をつくり卵をつくる>
食べ物は内容物や添加物に不安のあるメーカー配合飼料は使わず、自家配合の発酵飼料を中心に与えています。お米をベースに、地場の腐葉土に付着する菌で発酵させ、できるだけ自然界で食べるであろう状態に近づけています。
このような発酵飼料、緑餌などは低カロリー・低タンパクな粗飼料です。粗飼料にはゆっくりと育てて十分に体が充実してからの初産にできる、産卵の間隔を長くして体力を消耗させない余裕のある産卵ができる、などの効果があります。COCCO相木では産卵効率を上げることを目指すのではなく、鶏たちの健康を第一に考え、その結果、健康な生命力のある卵を産めるような飼料作りを目指しています。
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