秋田県横手市
高橋和敏 | いさお果樹園
りんご、プルーン、西洋梨、米、山菜
秋田県横手市・馬鞍(まぐら)地区でりんごを育てている「いさお果樹園」です。
◆「いさお果樹園」の名前の由来
「いさお果樹園」という名前は、亡き父「威作雄(いさお)」の名前から付けました。
父が長年、丹精込めて育ててきたりんご園。
地域の皆さんにも「いさおさん」と親しまれていた父の名前を残したい、そして父が守ってきた農園を自分が受け継いでいくという決意を込めて、「いさお果樹園」と名付けました。
◆会社員を続けながら、りんご農家を継ぐ
父が亡くなった後、この果樹園をどうするかという大きな決断を迫られました。
安定した会社員の仕事を続けて果樹園をやめるのか。
会社を辞めて、農業一本で生きていくのか。
悩んだ末に選んだのは、農園の規模を少し小さくしながら、会社員とりんご農家の両方を続けていく道でした。
もちろん、自分一人の力だけでは続けることはできません。
陰で支えてくれる母。
そして、
「お父さんには世話になったから、今度は俺たちがお前を支える」
と言ってくれた親戚や地域の方々。
たくさんの人に支えられ、「いさお果樹園」として再出発することができました。
◆豪雪地・横手で育つりんご
いさお果樹園がある秋田県横手市の馬鞍地区は、県内でも昔からりんごの産地として知られている地域です。
横手といえば「横手やきそば」や「かまくら」を思い浮かべる方も多いかもしれません。
その「かまくら」に象徴されるように、横手は全国でも有数の豪雪地帯です。
冬には大量の雪が降り、雪の重みでりんごの枝や幹が折れてしまうこともあります。過去には大きな雪害を受けたこともありました。
それでも、この土地ならではの気候の中でりんごを育てています。
夏の暑さ、秋から冬にかけての冷え込み。
厳しい自然環境と昼夜の寒暖差の中で、横手のりんごは育っていきます。
◆この地域のりんごを、次の世代へ
現在、私たちの地域でも高齢化や後継者不足によって、りんご栽培をやめる農家が年々増えています。
長い間、大切に育てられてきたりんごの木が、後継者がいないために伐採されてしまう姿を見ることもあります。
私自身、この地域でりんご農家を続けていくことは簡単ではないと感じています。
だからこそ、できるだけお客様へ直接りんごをお届けし、「横手のりんごって美味しいね」と思っていただける方を一人でも増やしていきたいと考えています。
それが農家の収入を守り、りんごを作り続けることにつながり、いつかは地域の果樹園を残していく力になると信じています。
父が残してくれたりんご園。
地域の皆さんに支えてもらいながら守ってきた果樹園。
派手な農園ではありませんが、一つひとつのりんごに手をかけながら、この土地ならではの味を皆さまへお届けしていきます。
秋田県横手市から、いさお果樹園のりんごをぜひ味わってみてください。
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