栃木県那須郡那須町
井上敬二朗 | 稲作本店(FARM1739)
お米、プレミアムポン菓子
/ 大企業から、米農家に/
私たち夫婦は、以前、東京でコンサルティングに従事し、やりがいを感じていました。
けれど大組織で代替可能な存在として働く事に疑問を持ち、その後岡山県に移住しカフェを開業。
開業して5年経つ頃、那須に住む父が脳卒中で倒れました。
実家は 22ha の田んぼを運営する農家です。
担い手がおらず、悩んだ末、2018 年春に那須にU ターンしました。
/ 農業の課題に直面 /
実家に戻り、農業の実態に、衝撃を受けました。
大きな投資に小さな利益。
急速に進む過疎化、高齢化、担い手不足。
追い打ちをかける「お米離れ」
1年目が終わる頃には、この田舎から「逃げよう」と何度も頭をよぎりました。
しかし「この風土維持には、自分たち以外、代わりがいない」ことが分かり、覚悟を決めました。
/ お米と共に生きる /
アスパラもつくっていましたが、お米との相乗効果が薄かったので、父の大反対を押し切り、廃止。
米余りの時代に、野菜栽培をやめることは、時代に逆行するような決断です。
しかし、「必要性」や、「環境価値が高い」ことから、お米に1点集中する事にしました。
また、一次産品のみでの収益化は困難であると考え、6次産業を超えた商品の必要性を考えるようになりました。
/ お米の認識を変える商品の開発 /
そこで「TINTS 株式会社」という会社を立ち上げ、『田んぼの価値最大化』を探求していくこととし、手始めとして「イナポン」というプレミアムポン菓子を開発。
発売後、またたく間にヒットし、1年で5000袋を超える人気商品となり
星野リゾート「リゾナーレ那須」さまでの取扱いも始まりました。
/ 舞台裏を魅せる取り組み /
Twitter や、Youtubeで「つくるノート(農人)」という番組を生放送し、お米の意義や食の重要性について訴求を始めました。
夫婦でフォロワーが 7000人を超えるようになり、多くの方々に発信できるようになってきています。
/ これから /
私たちは、「風土」と「食」を守るために、新たな発想で課題解決していこうと考えています。
直近の夢は、各種お菓子を開発し、田んぼの真ん中にカフェをつくる事です。
田んぼに自由に入って貰い、農業と食を考えるキッカケを作りたいと考えています。
知る事は、豊かな人生をつくること
積極的に発信し、人と人、人と自然、人と生き物にとって豊かな世界を築いていきたいと思っています。
特定商取引法に基づく表記
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