群馬県甘楽郡南牧村

田中陽可

イニアビ農園

野菜類

イニアビ農園の田中陽可です。

除草剤・農薬は撒きません。鶏糞や米ぬかを含め、有機肥料は施しません。緑肥作物は撒きません。畑は耕します。畝はあります。カマで草は刈ります。そんな感じです!

『イニアビ』は、アメリカの大学に在学中、先住民の方々と交流した時に自分の名前の由来を聞いてくれたことがありました。「太陽の陽(sun)に可能性の可(possible)です」と伝えたところ、『イニアビ』という言葉を教えてくれました。『すべての生命体が頼る太陽』という意味。太陽一つとっても、「月と太陽」と対比させるときの太陽、「雲に隠れている時の」太陽などは、別の言い方をするそうです。すべての生命体が頼る、生命の源の太陽『イニアビ』を農園名にしました。


【飢餓のない世界にしたい】

20歳の時、アメリカで腸を切る手術をしました。腸が繋がるまで何も飲めない、食べれない。そんな日々を10日間過ごしました。すると、もの凄く喉が渇き、お腹が減るわけです。「こんなヒトいちゃダメだ」そう感じました。そして「飢餓をなくしたい」という夢を持ちました。
 どうすれば飢餓の削減に寄与できるか勉強していた時、「土地収奪」という動きを知りました。これは、国や企業が外国の土地を買い、作物を育て、収穫物は自国や世界市場で売るという動きです。たとえば日本のある企業はアフリカの土地を買い、そこで缶詰め用のトマトを栽培して販売します。ちなみに、そのアフリカの国には栄養失調が原因で亡くなっている人たちがいます。食べるものがなくて亡くなる人がいる国から、食べ物が出ていく。よく分からない現象だ、と思いました。変えたい、と思いました。
 どうすれば良いか。アフリカの国で収穫したトマトは、アフリカで食べられればいい。いままで外国で生産していた分は、日本国内で生産すればいい。
 日本について考えてみると、少子高齢化が進み、第一次産業(たとえば農業)に従事する人口は減り。すると増えるのが、耕作放棄地。増える耕作放棄地は『問題視』されているけれど、そんな土地が宝である農法があることを、22歳の時に知りました。
自然農法。耕作放棄地は過剰な肥料や農薬が抜け、雑草によって土が耕され、微生物が豊かに活動する地。
 耕作放棄地は問題ではなく、日本の持つ資源。強み。自然農法が広がれば、国内の作物生産量が増え、アフリカや海外の土地を買い漁らなくても良くなるんではないか。自然農法が広がれば、まわりまわって、飢餓の削減につながるんじゃないか。自然農法を広めたい。じゃあ、自分が自然農法を実践する農家にならないと、説得力がないよな。生まれ育った東京を離れ、群馬県なんもく村に移住、25歳の時、農家になりました。


【流通に乗せたい】

日本の有機野菜は、自然農法の野菜は、値段が高すぎる。個人的に、そう感じます。もう少し価格を下げて、必要な人、買いたいけれど価格で躊躇していた人が購入できるように。
 地方。その強みのひとつは、家賃や食費などの生活費を抑えられること。だから収入も多くなくて良い。だから野菜の価格を下げられる。自分は、まだ農業を始めたばかりで効率が悪いから、まだ野菜の価格が高くて申し訳ないけれど、だから努めます。もっと、バンバン生産できるように。


【南牧村が育てるのが上手な、そんな野菜を栽培しています】

 群馬県なんもく村は、ジャガイモを育てるのが上手なようです。畑は標高550mで昼夜の寒暖差があり、傾斜のある畑は水はけが良い。東京生まれ東京育ちの自分が、はじめて南牧村のジャガイモを食べた時の「うまい!」という驚きは忘れません。利根川の上流である南牧川の水と、近すぎるほどの山(資源が豊富)。在来のキュウリやインゲン豆もあります。サツマイモを乾燥させた干し芋は、この村では「きりぼし」と呼ばれ、特産品として有名です。農家が「何を植えたいか」も大切ですが、その環境が「何を育てるのが上手か」を見極め、そこを伸ばす。そんな風にして、栽培する野菜を選んでいます。


【寄付させていただきます】

購入金額のうち100円〜200円を、特定非営利活動法人 Table For Two International に寄付いたします。アメリカの大学で、テーブル・フォー・ツーの学生団体を設立しました。その時から「いつか自分も寄付を集めたい」と思っていました。そんな夢が、個人農家になり、ポケットマルシェ(当サービス)に出逢い、実現しました。

「世界の約70億人のうち、約10億人が飢餓や栄養失調の問題で苦しむ一方で、20億人近くが食べ過ぎが原因で肥満状態にあります。この深刻な食の不均衡を解消するため、2007年の秋に日本でTABLE FOR TWOが創設されました…TABLE FOR TWO、直訳すると「二人の食卓」。先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが、時間と空間を越え食事を分かち合うというコンセプトです」(ホームページより抜粋)

Table For Twoを通じて、20円で1食の学校給食が、アフリカやアジアの学校に届けられます。100円で5食分、200円だと10食分の給食。5人の子どもたちと、10人の子どもたちと食べる食事は、賑やかなものです。そんな時空を超えた食卓も想像しながら、群馬県なんもく村産の自然農法野菜をお楽しみ下さい。


朝日新聞 掲載記事:
http://www.asahi.com/area/gunma/articles/MTW20170106101200003.html

http://www.asahi.com/articles/photo/AS20170315002690.html

西日本新聞 掲載記事:
https://www.nishinippon.co.jp/feature/i_live_here/article/333449/

CATALYST 価値観を変えるシゲキメディア:
http://ja.catalyst.red/articles/tanakayohka-interview/

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