長崎県南松浦郡新上五島町

岡本幸代

花野果

サツマイモ、芋ジャム、かんころ餅

◆お客さまへのごあいさつ◆
長崎県・五島列島の小さな菓子工房「花野果」のさなえ&さっぴぃです。
岡本幸代は香川県、竹内紗苗は奈良県出身で移住者コンビ。
島の元気なおばちゃんたちが立ち上げた花野果を2018年に受け継ぎ、2人でサツマイモや小麦などを栽培しながら、サツマイモを使った郷土菓子《かんころ餅》を製造・販売しています。

◆農家になった経緯◆
私たちが住む五島列島・新上五島町は、長崎県の本土より移住してきたカトリックの人々が山の斜面を切り開き、出土した石で石垣を築き、段々畑を造り、主にサツマイモを育てて命と信仰をつなぎました。
保存食としては、薄切りにしたサツマイモを茹で、乾燥させたものを「かんころ」と呼び、蒸して食べたり、もち米と一緒について「かんころ餅」として食されてきました。今では、砂糖を加えた「かんころ餅」が町の特産品として親しまれています。
しかし、近年では農業者の高齢化が進み、美しい段々畑は姿を消し、サツマイモやかんころ餅を作る人たちがどんどん減ってきました。
この町の歴史を語る上で欠かすことのできないサツマイモ文化を後世に残したいと思い、私たちは耕作放棄地を開墾してサツマイモを栽培し、「かんころ餅」を製造・販売するようになりました。

◆生産物・地域の紹介◆
段々畑なので大規模にサツマイモを作ることはできませんが、水はけの良い痩せた土壌はサツマイモ栽培に適しています。かんころ餅だけでなく、焼き芋にしても美味しく食べられる「紅はるか」や「紅あずま」、「シルクスイート」など甘みの強いサツマイモを育てています。

かんころ餅は、サツマイモを茹で干ししたものをもち米と一緒に蒸し、砂糖を加えて杵と臼でつきあげた五島列島の郷土菓子です。つきたての柔らかいうちはそのままで、硬くなってからはトースターかフライパンでほんのり焦げ目がつくくらい焼いてからお召し上がりください。芋の風味が口いっぱいに広がります。添加物は一切使用しておりませんので、小さなお子様のおやつにも最適です。優しい甘さと芋の風味豊かなかんころ餅をぜひご賞味ください。

◆伝えていきたいこと・信念◆
かんころ餅の製造は、機械化が進み大量生産されるようになりましたが、私たち花野果のかんころ餅は、杵と臼でつく昔ながらの製法で一本一本手作りしています。あえて熱処理などは行わず、つきたてほやほやの状態で包装し、その日のうちに発送しています。

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が2018年春に世界遺産に登録され、キリシタンにゆかりのあるかんころ餅の認知度も高まってきましたが、原料となるサツマイモの生産量は年々減少しています。
細く長くかんころ餅を作り続けられるように、少しずつですが耕作面積を増やし、サツマイモの生産に力を入れています。

岡本幸代さんから直接買える商品一覧 - 16件