ポケマル/ポケットマルシェ
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佐々木友彦さんの投稿

  • 2019.9.4
    みなさま!夜分どうもです! 【食べる通信~カンブリア宮殿~ポケマル】 ※少し表題からもう少し脱線して、一生産者のおもいを述べます! 35.持続不可能な価格帯(剥きカキ) マガキの養殖するため、カキ種を宮城県の石巻や松島のカキ種生産者から購入しています! 東日本大震災の前には、漁協の共同購入分の他、直接宮城県のカキ種生産者に出向き、種の勉強がてら購入しに通いました! その際の話題で、剥きカキの相場もでます!その種屋さんの剥きカキは震災前1kg@2000円代!(宮城県でも良い浜だと思いました) その頃 山田では1kg@800前後⤵️ 『なんでそんなに安いの!』 要因がありすぎて返答に困りました。 さて、この状況を前向きにするためには…
  • 2019.9.3
    みなさま!夜分どうもです!海水温22度 【食べる通信~カンブリア宮殿~ポケマル】 ※少し表題から脱線して、一生産者のおもいを述べます! 34.岩カキの商談 この話も約20年前の出来事です! やっぱり恥ずかしながら 手厳しかった思いでです! マガキとは種類が違う岩カキ! 試験養殖の一貫で、まとまった個数を持っていたので、市場に出していました、 希少性もあって、マガキよりチョット高めの入札値でした。 ある業者さんが岩カキの直接取引の旨で話しにきました。価格安定は助かります。 商談である!商談はたいへんです!両者の取引条件を擦り合わせ!値決めし!取引をスタートします! 大きい岩カキが希望とのことで、殻付で一個200g以上でスタートしたような…岩カキにしては小さめだが、200g~600gと大きさに幅があった、あまり大きくすると数量が足らなくなる旨も説明してOKをもらった! 2日目、条件変更、もう少し大きめが欲しいと要望されたので、一個250g以上とした! 数日間、数百個単位で物を納品したら、 受注が途絶えた!水槽に在庫が残り毎日の作業に支障をきたしてきたので、250g以下の岩カキのみ市場に出した そしたら、凄い剣幕で業者さんが乗り込んできた、どうやら市場に勝手に岩カキを出したのが気に入らないらしい、 私の養殖物なのになんで? あの…水槽の在庫管理に支障が出ていることと、お宅様用の大の岩カキは確保してる旨をお伝えしたが、まだお怒りの理由がわからない? こんどは、もっと大きいサイズの岩カキにしろと?いう?再度の条件変更? 当時 出始めの携帯電話で、なにやら私の岩カキのせいで揉めているらしい? 電話を切るなり、サイズアップと今日の数量を命令してきた! 「あのすー、俺はおめ様の子分でもなんでもねえがえ、だいたい最初に決めだーサイズ2回も上げろったら、実質値下げだーベーす!それで小せい岩カキ 市場さ出すたーのが気に入らねえ?うんだらこっちの在庫管理はどーすんだーえ?それで怒って、今日の分は何百よごせって?…ダメだ ダメだ ダメだ ダメだ ダメだ この取引はダメだ 売らない こんな商談すんでーば ダメだ ホントに ダメだ 帰ったんせ ダメだーがら 漁師がどんな思いして生産してっか おめ様はわがってねぇ…ダメだ 終わり 終わり おもっさげーねーども もうダメだ」 やってしまった⤵️ そんな苦い経験もふまえて、 丁寧な商談を心がけています!
  • 2019.9.2
    みなさま!夜分どうもです! 【食べる通信~カンブリア宮殿~ポケマル】 ※少し表題から脱線して、一生産者のおもいを述べます! 33.くやしい光景 約20年前、両親と、主にカキとホタテの養殖漁業に従事していました! 両親とも車の免許は無いので、おのずと地元の魚市場に貝類やホヤを搬入するのは、私の係りになっていました。 魚市場は今とは比べ物にない大漁で、活気に満ちていて、気が粗い漁師や仲買人さんで殺気だっていました! また仲買人さんの中には、水揚げした水産物を足蹴に長靴でツンツン目利きする方も日常茶飯事でした。 私たち漁業者が、海から労力をかけて、水揚げし、丁寧に市場に搬入した物です、著しく不良な物ではないはず、 でもその仲買人さんにとっては、数ある水産物・商材のひとつでしかないのだろう、雑魚・雑漁種でしかないのだろう、価格帯も安い、 要するに私の水産物は足蹴にされるほど価値が無いものなのだろうか、いや仲間の水産物もやっぱり安い、 そんなくやしい光景を目の当たりにすると、生産意欲が下がり、市場には当分出さなくなってしまいます、同業の漁師にはライバルが減るので良いのかもしれません、 またしばらくたってから、気持ちを入れ替えて、品質も向上させて、市場に出しますが、やはり安い… そんな足蹴にされた悔しい惨めな光景は昔話になりました。 今では、市場職員はじめ、仲買人さんも、すごく丁寧に水産物を扱ってくれます!良い環境になってきたと思います!漁業が良くなるように!地元が活性するように!各々が出来ることを努力して!社会が生活しやすくなるように!
  • 2019.9.1
    みなさま!夜分どうもです!海水温22度 【食べる通信~カンブリア宮殿~ポケマル】 ※少し表題から脱線して、一生産者のおもいを述べます! 32.市場デビュー 大小かかわらず、地方・中央かかわらず、市場に行くのは、とても緊張感があります! 私は漁家に生まれ、地元の魚市場には馴染みはあるのですが、 特に魚類が大漁で、漁船・漁師・市場職員・仲買人・フォークリフト・搬入トラックと、せわしなく明確な目的のもとテキパキとものが流れて行く光景が大好きです! 地元の普通高校を卒業し、東京で1年半ほど物流の仕事を転々として、19歳の秋から、父との漁業に従事しました。 「おらいの、息子(友彦)だぁっけぇ、これから、宜しく頼むがよ!」 父は、漁師仲間や漁協職員や魚市場職員など関係する方々に紹介してくれました。 父は昭和3年生まれで、漁業一筋、船舶免状はあるが、車の免許は無かった、自転車とリヤカーで私と姉を育ててくれた。 市場デビュー、おのずと魚市場に貝類を搬入する係りは、軽トラで私になりました! 緊張しました!先輩漁師!市場職員!仲買人さん!みんな目がキレています!ギラギラしています!殺気だっています!利益!生活がかかっているので当たり前です! まだ豊洲市場には行ってませんが! やっぱり築地市場の緊張感は好きでした!
  • 2019.8.31
    みなさま!夜分どうもです! 【食べる通信~カンブリア宮殿~ポケマル】 ※少し表題から脱線して、一生産者のおもいを述べます! 31.持続不可能な価格帯(殻付カキ) お客様は、美味しいものを安く購入できる方が望ましいです! 事業努力のもと、安価に提供できる生産者は素晴らしいです! それでも同業で同地区で同規模であれば販売希望価格帯は似かよってきます! 殻付カキ/中サイズなら @100円:「うん良いな、粗利も出る!経費も回せる!」 @80円:「うーん、利益は少ないけど、量でカバーすっか」 @70円:「う〰️ん、あんまりやりたくねーなぁ、品質も下げったくねーし、困んなぁ」 @50円:「あ、終った、赤字赤字、将来ねえな、もう無理だあな、撤退、廃業」「だいたいこの価格は市場取引価格を調べてきてるが、漁業者の原価や現状や将来は考慮すねえ話すだー」「だあどもな先方さんの顔も立てねえばねえす、忖度がぁ」「赤字分また補てんすねえばねえな⤵️」「借金どっからすっぺ⤵️」「とりあえず、先方さんには、今回だげにしてもらって、憤慨や誤解させねえように丁寧に説明して、傷口が広がらないように取引を少なぐさねえばねえ」「交換条件でこっつの言い分もうけてければ良いんだーどもなぁ」「やっぱり厳しいな」 どうにかして純利益が出る工夫をさねえばねえのす!このままでは将来がない!
  • 2019.8.30
    みなさま!夜分どうもです! 【食べる通信~カンブリア宮殿~ポケマル】 ※少し表題から脱線して、一生産者のおもいを述べます! ※農林水産省が発表した2018年漁業センサス漁業就業者数は15万2082人、過去最小、5年で16%減、後継者不足…の記事を読みました。 日本以外では漁業は成長産業なのに残念です。そこには根深い問題があります。全国の各浜に一定数の漁師がいてしかるべきです。その浜で生きる術を継承できることを願います。 30.持続不可能な価格帯(ホタテ) 『おーい、浜値はなんぼーすったぁ?』 『ホタテ10kg頼むがよ!』 よくある地元の知り合いとの会話だった 「親父!この値段で無理だーぞ」 値段が安い山田地区でも、バブル期までは、お盆や正月や大型連休だと10kg5000円はし、価格が安定したことを思い出します。 バブル崩壊、消費税増、リーマンショック、他産地の競合品の流入とともに、10kg3000円代~2000円代~1000円代と落ち込んでいった。 20年前、ホタテの種が2~7cmと大きさにもよるが、1枚数円~12円だとし、ホタテ10kg/200g×50枚は、1枚40円にしかならない、へい死も5割~10割もざらにあった、山田湾でのホタテ養殖は赤字だった。(私はやめたが ここ2~3年は高価格帯で取引されているので だいぶ良いと思う) 「申し訳ないですがお客さん!入札値・浜値だと、おらいが赤字だーがら、1枚なんぼだーよ!すみません!」 『…?、なんで!そんてにすんの😤』 「だっけぇ!漁師だって原価計算せいば赤字なんだーでば、死滅入れれば、これでも、利益無しだーよ!」 『…😤』
  • 2019.8.29
    みなさま!夜分どうもです! 【食べる通信~カンブリア宮殿~ポケマル】 ※少し表題から脱線して、一生産者のおもいを述べます! 29.希望価格と浜値 漁業が持続可能な希望価格と 実際の取引価格・浜値は乖離があります 特に我が山田湾は、水産物は豊富だったので、漁業は盛んで、漁業者も多いが、消費地が遠いので、仲買人さんが加工・冷凍を頑張っても、取引価格はおのずと低くなってしまう、物量でカバーしたいが、水揚げ量と労力は限りがあります。 震災前、私の殻付カキで原価計算すると@60円はしました(震災後はそれ以上します)。中央卸売市場等に共同出荷していたが、並粒@30円台、大粒@80円台、どう考えても経費もまかなえない、父がやっていたので継続するのがやっと、後は自分で利益をのせて販売するしかないのですが… 震災前後とわず、@50円とか 市場値や浜値以下で売って欲しいと無理難題な方々おられます。 ほとほと困ります、採算割れの説明をして丁重にお引き取りねがいます、大変です!どうしても断れない時は、赤字分を無理に補てんして、商品をお渡し、機嫌を損ねないように取引をやめてもらうようにほどこさなくてはなりません。 私の設定価格でお買い上げいただける、今のお客様が一番大事です!
  • 2019.8.28
    みなさま!夜分どうもです!海水温22度 【食べる通信~カンブリア宮殿~ポケマル】 ※少し表題から脱線して、一生産者のおもいを述べます! 28.詫び 今から約20年前、私は安値だった、アカザラガイとムール貝の単価を上げるべく、地元の魚市場で入札値が安い場合 不買を試み、1kg@350円にしたら、なんとか入札値が安定し買ってもらえたと安堵していたところ、 当時の市場職員のトップの参事様から、強いお叱りをいただき、 若かった私は、口論するに いたってしまいました。 やべぇ💦若輩者の私が、参事様に刃向かう物言いはよくなかった💦もっと丁寧な言い方があったはず💦取り返しはつかない💦出禁や取引停止など最悪の事態を防がなくては💦 その日の昼だったか?次の日だったか?記憶が戻らないが、早い段階で市場の担当の方に、参事様との口論の説明をしたうえで、行き過ぎた私の姿勢をお詫び申し上げました。 『佐々木君!なんともねぇ!気にすんな!大丈夫だ!』 ハッ!助かったぁ 親父に どめがんなくて済む😰 数ヵ月の間、アカザラガイとムール貝は価格が安定しましたが、 水産物の輸入圧や、消費税での買い叩きや、経済低迷等で、また安値になって約20年経過しました。
  • 2019.8.27
    みなさま!夜分どうもです! 【食べる通信~カンブリア宮殿~ポケマル】 ※少し表題から脱線して、一生産者のおもいを述べます! 27.やべぇ💦口論 今から約20年前、私は安値だった、アカザラガイとムール貝の単価を上げるべく、地元の魚市場で入札値が安い場合不買の試みをしました。 ・ムール貝(地元では、しゅうり といいます)は、袋に入れて、 ・アカザラガイは発泡スチロール箱に入れて、浄化海水をはって弱らないようにして、 不買の場合は持ち帰ってきました。 1日目、2日目、は不買持ち帰りだったが、それ以後、1kg@350円にしたら、なんとか入札値が安定し買ってもらえたと安堵していたところ、 当時の市場職員のトップの参事様から、強いお叱りをいただき困惑したことを思い出します。 『おめえべえ、そんなーごど、やったって、意味ねーべーが』 「ん、そんなーごど、さべったーって、@100未満で安すぎる、赤字だーでば、こんなー面倒なごど、俺だーってやりったぐねーでば、だいたい市場の海水は殺菌してるすか?、アカザラはホタテとおんなじで、弱りやすいんだよ、市場の海水は殺菌してねーべす!アカザラ弱らせねーのど、不買のどぎは持って帰る…グズグズ…」 やべー言い過ぎている💦どおすっぺぇ💦参事に口論してしまった💦終わったな💦最悪💦取引停止か💦出禁か💦 ※当時は生食用殻付カキ養殖の生産者は殺菌海水の設備をしていたが、魚市場等は衛生面の観点から徐々に設備が行われていたところだったと思う。 ※現在の魚市場の海水は紫外線で殺菌して使用し安全面に留意しています。
  • 2019.8.26
    みなさま!夜分どうもです!海水温22度 【食べる通信~カンブリア宮殿~ポケマル】 ※少し表題から脱線して、一生産者のおもいを述べます! 26.試みの結果 今から約20年前、私は安値だった、アカザラガイとムール貝の単価を上げるべく、地元の魚市場である試みをしました。 市場の担当さんに了承を得た上で、1kg@500円以下での入札価格なら、不買として、アカザラガイとムール貝を全て持ち帰ることをしました。 1日目、 『佐々木君、ダメだった、入札が安がった』 「了解です、持ってかえります」 2日目、 『佐々木君、ダメだった、今日も安がった』 「了解です、大丈夫です、持ってかえります」 3日目か4日目か、記憶がさだかでないが、ここで熟考して、 不買価格@500→@350に下げ、担当さんにお願いしました。 その日から、数ヵ月ぐらい アカザラガイとムール貝は、入札値が1kg@350円で安定したことにより、私も良かったが、先輩漁師の方々も 「おい!@350円でぇ、良いがなぃ」 と喜ばれた! ただ早い段階で、 『おめえべえ、そんなーごど、やったって、意味ねーべーが』 強い注意も受けたこともありました。
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