2019.5.21
みなさま!おはようございます!海水温11.6度☔
大雨と強風で警戒・注意が必要な日です
<赤皿貝について>
45 ホタテエラカザリ
ホタテやアカザラガイの鰓に寄生し生活しているカイアシ(コペポーダ)の1種です。人に害はありません。気になる場合はピッと摘まんではずしてください。
カイアシは、エビ・カニ・オキアミ・フジツボ・ミジンコなどと同じ甲殻類です。カイアシ類は個体数も多く、海洋の食物連鎖において重要な存在ですが、認知は低いです。
カイアシ類は、プランクトン浮遊性が多く、底生性、寄生性も存在します。
そのカイアシ業界の中でも
この「ホタテエラカザリ」は特異的な生存戦略をはなっています!
・生活の場をホタテの鰓にしぼった!
・甲殻類なのに鎧を脱ぎ捨てた!
・ホタテの身を傷つけないように軟体化!
・ホタテの血液をいただきます!
・寄生の自覚があるので宿主が困らない死なない程度にしたい!
・たまに同居ホタテエラカザリが多くて宿主(ホタテ)に迷惑をかけます!
・外見は5つの袋状!足もハサミも触覚もない!
・根元の部分は口でホタテの血管と直接つながり、ホタテの体と一体化!
・目に見えるのは雌です!
・雄は雌の体内の専用部屋にお住まい!
・卵は雌の体内で受精!発生!孵化!
・上にある産出孔からノープリウス幼生が泳ぎ出る!
・雄は幼生のうちに産出孔から雌の体内に入り込むらしい!
・世界的にも、日本、特に東北にしか、このホタテエラカザリが生息していない!
・詳しい研究は少ない!得体未知なことが多!
・15年ぐらい前に出席した、ホタテの会議での基本情報は同じですが、ネットに更に「ホタテエラカザリ」のわかりやすい説明があってとても感謝しています。
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