髙村貞男 | -

　リンゴ専作農家、高村果樹園の髙村貞男です。 　かなりの高齢となりましたが、訳ありて分相応以上の規模ですが夫婦2人で奮励しております。 　父が40代間もなく他界し、母１人が弟妹達の子育てをしながら、水田や畑作を頑張る中で必然的に母の手伝いをするようになり、気付けば自身の生業とするようになりました。当時は雑穀等が主な生産物でしたが、先輩のりんご生産者から進められ、苗木の共同購入から始まり、その後管理植栽へと進み、今では規模も拡大して本数も1100本となりました。 　面積は約1.5㏊、りんごの品種構成は極早生から超晩成まで9品目となります。ブルーベリーは知り合いから譲り受けた苗木を植栽し、これまでは販売はせず知人や近所に配るだけでしたが、農薬などを使用せず自然のままで育てているため不揃いながらいい味を出しているため是非皆様に食べていただきたいと思いました。 　我が町、「岩手町」は北緯40度に位置する岩手県盛岡市から北へ30㎞ほどにある人口約13,000人のまちで、主な産業は1次産業の農畜産業、国内でも有数のキャベツ産地です。 　なかでも私の地域のリンゴ栽培は歴史が古く、100年ほど前から栽培され、一戸当たりは小規模ですが相当数の栽培戸数でした。現在では栽培者は10名ほどで総面積も18㏊くらいとなってしまいました。 　昔ながらの品種はほとんど改植され、樹もコンパクトなＹ性台木利用となりました。品目も多様化し、甘味系と酸味系の二分化、また、食味も柔らかいものから硬いものまで多くの品種を栽培しています。 　消費者それぞれの好みに合う品種を、旬の時期に完熟した状態でお届けして味わっていただくことを楽しみにしており、その喜びをともに分かち合えればと考えています。 　是非髙村果樹園のリンゴ、ブルーベリーを食べていただき、その感想を教えていただければ、生産者としてこれからの大きな励みとなり、これからの努力の源となりますのでよろしくお願いいたします。