大野村農園通信@ポケマル~その8~
今回はバックナンバーではなく、本日facebookページの方にも投稿されたリアルタイムの記事になります。ではどうぞ。
大野村農園から重大発表です。
近くの方々には伝えてあるのですが、大野村農園はこの度、古民家を購入致しました。
築30年を過ぎた古い家ですが、立派な門構えやお婆ちゃんの家のような懐かしい感じにひかれ、ここに住んでみたいと思うようになりました。
今まで住んでいた家にもかなり愛着がありますが、借家であったため、私のなかではいつか家を建てるか買うかしなければと思っていました。
しかしそうはいっても今住んでいる所の組合にも入り、消防団にも入っているため、この地域からは出たくないと思っていたなかでのこの一軒家の情報でした。
今の家から歩いて行ける距離にあり、なんと昔商売をやっていたらしく、通りに面した側のシャッターを上げると今でも店としての名残を残した造りになっています。
これからはここで卵や野菜の販売もしていきたいと考えています。
そしてもう1つ、この家を農家民宿や農家民泊としてまた新しい大野村農園の形にしていきたいと思っています。
今年に入ってからも、大野村農園では既に30人ちかく農業ホームステイを受入れしています。
この人数のほとんどは、実は農業を将来の仕事にというよりも、田舎で農業体験を通して自分の生き方を考えるといった人達がほとんどでした。
毎年色々な状況下におかれた人々を受け入れて向かい合い、ともに話し込んでくうちに、今の世の中に「農業」は生産としてよりも人が人らしく生きるための答えを見つけるための場として期待されていると、はっきりと思うようになりました。
その「場」として、しっかり受け入れる基盤にこの家をしていけたらと思います。
それだけでなく、子供を連れて一泊だけ農業体験をしてみたいや、学生などが友達と休みを利用して気軽に農業体験をしながら宿泊できる場にしていきたいと考えています。
朝はニワトリ小屋から卵を自分で採って卵かけご飯を食べたり、ヤギの乳絞りをしてそのまま生のヤギ乳を飲んだり、野菜の収穫をしてみたり、ときには自分でニワトリをさばいてみたりしながら一日を終えて、夜は相馬の魚やその日収穫した野菜や卵を農家の妻が作る自慢の料理として食卓に並べて旨い酒を呑む。
そんな体験を気軽にできる場が、ようやくできます。
まだまだ準備不足な所もありますが、ぜひ皆さま相馬の大野村農園にご宿泊くださいませ。
どうぞこれからもよろしくお願い致します。