本日、屠畜場から豚肉になったブーちゃんを引き取り、それを地元の精肉屋さんへ渡してきました。上の写真のような大きな塊を、この精肉屋さんできれいに小分けにし、パック詰めしてもらいます。
出来上がりは今週の27.28日。「バラ・ロース・モモ」をブロックで、「肩ロース・腕・ヒレ」をスライスで合計2キロ、プラス、オマケでミンチ少々が入る予定です。と、ミルキーエッグ1パックです。
昔ながらの「庭先養豚」のやり方で育てた、大野村農園、2年目のチャレンジです。年に一度だけの「特別なごちそう」です。自宅用でも良し、お歳暮代わりに贈るもよし。残り数口ですが余裕があります。
ご注文は今日・明日中にお願いします!
以下、大野村農園のfacebookより
お待たせ致しました。
ついについに大野村農園のブーちゃん達が保健所、農林水産課の出荷許可を頂きました。
昨年応援してくださった方々はお分かりかと思いますが、現在でも福島県相馬市では放射能、豚コレラの影響で野外で豚を飼育することが許されていません。
むしろ豚コレラがどんどん東北に近づいてきており、豚の飼育についてとても厳しくなっております。
僕らとしては、室内の狭い場所、地面がコンクリートで固められたところで鶏や豚を飼育することに疑問をもっていますが、保健所、農林水産課からは今後益々飼育方法の見直しなどを指導されることと思います。
【この苦労を来年もするのか。】
そう去年も自問自答しましたが、今年は昨年より絶対に旨いと言ってみさせると意気込みまた5月から二頭を飼育しました。
餌もガラリと変えました。
海の町相馬ということで魚が強みですが、最後の仕上げ期間に入る前には魚は抜きました。
これで今年はお肉が魚の臭いがするということは無くなったのではないかと思います。
主食も相馬でとれたお米が中心で、うちの野菜や卵も毎日食べる健康食で育て上げました。
市販の餌、抗生物質やワクチンなどは一切与えていません。
絶対に去年より良い感じに仕上がった自信はあります。
これが相馬で育てた豚の、相馬で集めた餌だけで育てた、今できる最大の完成形です。
ぜひ今年も、大野村農園で育った相馬の豚を、宜しくお願い致します。(2019.11.20)
昨日、無事にうちの二頭の豚さんを食肉流通センターに届けることが出来ました。
豚という生き物は大人が後ろから本気で押してもびくともしないほど力が強く、うちの軽トラックに乗せるのも、二時間かけて軽トラックで食肉センターまで運ぶのも、軽トラックから降ろすのも不安しかありませんでした。
一頭百キロの豚さんたちが軽トラックの荷台で大人しくしてるわけもなく、動く度に軽トラックのおしりが振られてカーブとかは本当に冷や汗で大変でした。
そしてなんとか到着しても、この食肉流通センターというのはいわゆる屠畜場であり、命を奪う場所です。
映像からもわかるように、悲鳴のような声があちこちから聞こえてきてて、すごく苦しくなります。
去年はやっぱり連れて帰りたいなと思って、なかなかその場から離れられませんでした。
それでも可哀想に思うなら肉を食べないのかと言われたら、やはり食べると答えてしまいます。
だからこそ、どうせ食べるならどこから来たお肉なのか、誰が育てた生き物なのかを知って食べてほしいと思います。
それがせめていつもとはいかなくても、一年に一度くらいは食卓でその食べ物の命について語り合える日になるきっかけにもなっていけたらとも思っています。
これが5月からわが家にやってきた二頭の豚さんたちの、生きている最後の映像です。
どうかご予約してくださった皆様には、命があったお肉だと気持ちに留めて届くのをお待ちください。
ありがとうございました。(2019.11.23)
※動画はこちらのポケマルコミュニティにはアップできなかったので、ぜひ大野村農園のページでご覧ください!