前島里志 | 前島農園

『喜界島で育った、濃厚なトマトをお届けします』 喜界島は鹿児島県、奄美群島の北東部に位置しており、総面積は56.94平方キロメートル、周囲48.6キロメートルの小さな島です。島の大半が隆起サンゴ礁で年間数ミリずつ隆起し続けています。 申し遅れましたが、私、前島農園の前島里志と申します。 家族でトマトを栽培しています。 ーーーーーーートマトの濃厚さの秘密ーーーーーーー 実は喜界島は、トマト栽培にとってはとても珍しい環境です。 『濃厚なトマト』を作り出す、美味しさの秘訣もそこにあります。 まず、アルカリ性土壌であるという点（隆起サンゴ礁でできた土壌をベースに改良しています）。一般的には弱酸性で栽培されることが多いトマトです（基本的に日本全国の土は酸性寄りであるため）。 アルカリ性であると、植物にとってミネラルを取り込み辛い土壌となるので通常大きなストレスが掛かります。サンゴ礁の土壌をベースに改良を続け、適度なストレスにすることで、大玉でも濃厚な美味しいトマトができます。 次に、程よい寒暖の差。 喜界島ではトマトの収穫が1月くらいから始まります。南の島とはいえ冬はあまり温度が上がりません。一般的には暖房が必要な所ですが、暖房を使わずに栽培するため、ゆっくり、ゆっくりと成長します。無加音でストレスがかかり、じっくりと成長することで糖度が上がりやすいトマトになります。 気温が生育適温となってくる3〜4月には喜界島でハウス内の寒暖差が大きくなるため、1番美味しく食べられる時期になります。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 喜界町の営農支援センターで弟がトマト栽培の研修を受けたことをきっかけに、2003年〜トマト栽培を兄弟で始めました。 美味しいトマトになるように、日々勉強しながら頑張っています。 今回、ポケットマルシェにてたくさんの人に喜界島のトマト（農産物）、また喜界島という島を知っていただきたく、この場を通して出品をさせていただきます。 直接お客様に届けたいという想いは、以前からありましたが、新しいスタートとして全国の皆様に、頑張って育てたトマトを届けられることが出来れば幸いです。 令和3年4月吉日