千葉県船橋市
大野和彦 | 大傳丸(海光物産株式会社)
瞬〆すずき、さわらの神、江戸前鮮魚、鱸加工品
船橋港のハチマキ親父こと大野和彦62歳。この道41年中型まき網船団大傳丸六代目漁労長。大傳丸H.P『漁魂(りょうこん)』とは、祖父繁次郎の教え、「獲ればいいってもんじゃねぇんだ。いい漁師ってのはな、いかに少なく獲ってそれを稼ぎにするのが上手い奴のことを言うんだ。」を私なりに解釈した、弊船の登録商標です。100年前の〝大傳丸資源管理指針〟を受け継ぐ者として、100年後も持続可能な伝統江戸前漁業への橋渡し役を担う者として大切にしている言葉です。
1989年に創設した海光物産株式会社は、〝江戸前船橋新鮮組〟として、全国卸売市場にて数々の伝説を作ってまいりました。かつての『関東横綱イワシ海若(うみわか)』『超特撰イワシKIWAMI』から始まり、水揚げ量日本一のスズキを、イケメン・シティーフィッシャーマンたちが即座に活けじめ神経抜きをした『江戸前船橋瞬〆すずき』は、全国プライドフィッシュや千葉県ブランド水産物にも認定されています。
魚の鮮度と旨味を産地で、しかも水揚げしたその瞬間から閉じ込めた逸品で、正に正真正銘自慢のすずきです。
2019年から手掛けている「鮮魚の一時加工」も、この瞬〆すずきを始め、コハダ、コノシロ、クロダイと、そのラインナップを広げ、テクニカン社『凍眠』を使ったアルコール凍結による冷凍フィーレは、TOKYO2020選手村への納品か決まっていました。2021年に延期された同大会選手村には、鮮魚で提供いたしました。
一方、国際漁業認証制度のMSC(海洋管理協議会)取得を目指して、2017年から日本初となるFIP(漁業改善計画)に取り組み、2021年現在、日本発の水産エコラベルMEL(マリンエコラベル・ジャパン)の審査中です。
また海辺の環境保全活動にも参加すると同時に、今世界的に問題視されている「海洋マイクロプラスチック汚染問題」解決への取り組みをスタートさせています。
これからも日本の美味しい魚を食べ続けて行けるように、子供や孫たちにもそれを遺してやれるようにするためには、日本の消費者の皆様に〝選んで食べていただく〟こと以外に道はありません。どうか「何がサステナブルで、それを獲っている漁師はどんな思いを持って漁業をしているのか」を、是非そこに想いを馳せて〝応援消費〟をしていただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
特定商取引法に基づく表記
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